東出昌大、メディアとそれを煽る大衆に本音「どうでもいいことにギャーギャー言う声があるから、メディアもそこを頑張る」
【映像】薬物中毒者を演じる東出昌大

 注目を集め続ける俳優・東出昌大(35)。現在、舞台『ハイ・ライフ』に出演する彼だが、最近ではタレント活動も増え、ますます世間からの関心を集めている。そんな東出にABEMAエンタメが1年ぶりに独自インタビュー。自身を取り巻くメディアについて本音を語ってもらった。

【映像】謎の葉っぱで巻きタバコを作る東出

 2020年に不倫が報じられたことがきっかけで表舞台で姿を見ることが少なくなった東出。2022年9月には、人里離れた山小屋で狩猟生活を送っていることが報じられ話題になった。

 現在の東出はABEMAのバラエティ番組をはじめ、タレントとして仕事が増加。さらに、俳優としても舞台に立ち続けている。

 そんな東出について、ネットニュースでも発言を切り取った記事が増加。なかには脚色されたものもあるというが、それについてどう感じているのか。そう尋ねると、東出は「どうも思わんかな」と意外な回答。

「フェイクニュースみたいなことで言うんだったら、苛烈な時期はもうあったんです。『それは嘘だ』というのはいっぱいあったんですけど、ただそれでも変わらない周りの友人知人がいる。とりあえず僕には芝居だって思っているので、あんまりそういうところに引っ張られず、芝居頑張ろうかなって」

 ネットニュースに対して冷ややかな視線を送る理由を明かした。

「僕が『加熱したメディアだ』と言うと、またメディアがプレビュー数を取れたりする。それを見て『メディアが悪い!』という声があるのもわかる。ただ、そもそもそのニュースに対して最初から興味を持ってなかったら、そもそもそんな見られるわけじゃないから、メディアばっかりを責めるんでもないんだと思います。そういう瑣末だったり、正直どうでもいいことを見てギャーギャー言う声があるから、メディアもそこに頑張る。だからメディアの質が落ちているというのは、大衆の質が落ちているということだって、僕の好きなジャーナリストは言っていました」

 なお、そのジャーナリストは映画『FAKE』『福田村事件』の監督をしたことでも知られる森達也氏とのこと。

 信じるものをもとに、自分らしく生きる東出。最後に、今後やりたいことを語ってくれた。

「今やりたいことはいっぱいあります。小屋作り、ミツバチ、あと何だろうな…春野菜の支度。山にまつわる自然にまつわることが多いですね。仕事面はありがたいことに結構先まで入っているんです。役者の仕事は台本が来ないと想像しきれない部分があるんですけど、そこはもう頑張るぞという気持ちだから。あとは余暇をどう生き生きと過ごすかとていう感じですかね。でも考えることが多いです。いろいろいろいろいろ。いろいろ考えても。うん。まあ、生きてりゃいいかなと思います」

(『ABEMA NEWS』より)

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