「もっと大人の汚いところを見てる」。小学生の頃に芸能界入りし長年第一線で活躍し続けている香取慎吾が、意味深発言を繰り出す一幕があった。
ABEMAにて12月3日（日）に放送された『ななにー 地下ABEMA』#5では、「貸した金返せよ！」と題した企画が展開。このとんでもない企画を発案したのは、Netflix配信の世界的人気ドラマ「サンクチュアリ -聖域-」の脚本を担当した金沢知樹氏だ。“お金には感情が出る”と考えている金沢氏は、お金を返してもらえない人を探して、香取慎吾が回収しに行くことで「きっと面白い人物に出会える」と期待する。
そんな企画に金沢氏も登場。なんでも金沢氏は8年前の売れない芸人時代に、貸した3万円がまだ返ってこないのだという。今でこそ、人気脚本家に上り詰めた金澤氏だが、そんな時代に死ぬ思いで貸したからこそ、忘れられないのだそうだ。
金を貸した相手は芸能事務所「浅井企画」に所属するスパローズ森田。キャイ〜ンの事務所の後輩にあたる。そこで、香取をはじめとした一行は、事務所に突入し、リアルに取り立てを行うことにした。まず森田の待っている部屋に香取が入ると、収録内容を知らされていない森田は突然の大スターの登場に緊張しつつもうれしそうにしていた。
その後、金沢氏も部屋に突入すると、長い付き合いである森田は「やっと話せる奴がきた」とホッと一安心。しかし、金沢氏は低いトーンで「俺、マジで来たから」と伝えた。この発言で不穏な空気を感じる森田…。次の瞬間、金沢氏は「貸した金返せよ」と伝えた。しかし森田は「覚えてない。借りました？」と容疑を否認。
金沢氏は「8年前、原宿でラジオやってたよな？その帰り道に『金、貸してくれ』って言ってきて、俺、3万円貸したよな？」と詳細を伝える。それから「マジで覚えてないの？俺、1日も忘れてないよ」と語気を強めても、森田は覚えがない様子。一方で、昨年、波田陽区には15年越しに5万円を返したそうだ。
森田はナインティナインの矢部浩之にも10年前に33万円借金をしたそうだが（こちらはまだ返済していない）、それもしっかり記憶しているという。しかし、金沢氏の3万円はまったく覚えがない。金沢氏は「俺の存在がいかに軽んじられているかという。いかに簡単な3万だったのか……」とひどく落胆していた。
一方、森田は金沢氏について「あんまり信用できる人ではない」とズバリ切り出した。金沢氏が「どういうこと？」と聞くと、森田は「金沢さんも今でこそ成功されてますけど、昔は本当にお金なくて。5〜6人でシェアハウスに住んでいて、光熱費を毎回『俺が払うから』と徴収するんですけど、結局、電気・ガス・水道全部止まったんですよ。一切払ってなくて、個人的にそのお金を使ってたんです」と若かりし頃の金沢氏の悪行を暴露した。
その上で森田は「だから絶対に信じないでください！」と香取・キャイ〜ンに対し訴える。ほかにも森田は「当時ヒロシさんも一緒に住んでいたんですけど、ヒロシさんもお金ない中、バイトでやっと1個買ったシュークリームの箱を冷蔵庫に入れていたんです。でも、誰かが箱は出さずに中身だけ抜いてたんですよ。それが金沢さんなんです」と証言。金沢氏は「いつの話してんだ？」と完全に開き直っていた。
借金を巡るドロドロの舌戦。スタジオで香取が「変な空気になってきて、途中から“金ちゃん（金沢氏）が悪いんじゃないか？”と思ってきちゃった」と現場で心境変化があったことを稲垣吾郎・草なぎ剛に対し伝えると、稲垣は「小学校の頃からアイドルやってて、大人の汚い世界、見てないもんね」と香取の気持ちがぐらついてしまった背景を推測。香取は「そのぐらいの汚いところは見てないんだよ」と稲垣の意見を正としつつ、「もっと（大人の汚いところは）スゴいのを見てるから」と意味深な発言もしていた。
なお、その後も森田はお金を返さないように紛らわす技術を駆使し、金沢氏の要求に応じないようにしていた。その中でも香取は森田の作戦に乗らず「金返せ」スタンスを崩さないままだった。果たして金沢氏が貸した金は返ってきたのかーー？
（ABEMA「ななにー 地下ABEMA」より）
