25歳の元アイドルが、1968年にリリースされた青江三奈のヒット曲「伊勢佐木町ブルース」を、オーディションの予選ステージで熱唱。曲中に登場する吐息を、色気たっぷりに表現し、審査員のトレンディエンジェル・斎藤司をメロメロにした。
日韓共同で新たな歌姫を発掘する新オーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』#1が、12月1日(金)夜6時よりABEMAにて放送された。
『トロット・ガールズ・ジャパン』とは
『トロット・ガールズ・ジャパン』は、韓国で絶大な人気を誇る音楽ジャンル「トロット」をテーマに、新たな日本の歌姫を発掘する国内初のオーディション番組。「トロット」は日本で言う“懐メロ“のイメージに近く、オーディションの出場者たちは昭和から平成にかけての名曲を歌唱する。出場者の年齢は12歳から50歳までと幅広く、事前審査を通過した54組57名が予選に進出。優勝を勝ち取った者には賞金1000万円(+追加賞金)が授与される。
予選ステージでは、出場者をカテゴリー別に6つのグループに分類。グループごとに登場し、1組ずつ歌を披露する。審査員は「この人の歌を次の審査でも聴きたい」と感じたら「ゴールデンブザー」にタッチ。全員が票を投じれば「オールイン」となり、その場で本戦進出が決定するが、全員の票がそろわなかった場合は、復活候補者となる。グループ全員の歌唱が終了したタイミングで、一般審査員(観客)による投票が行われ、復活候補者の中から選ばれた1組が本戦に進出できる。
破壊力抜群の吐息にトレエン斎藤「やられちゃいました」
「チャレンジガールズ」グループの1人として、予選に出場した松永実優・25歳。「おじいちゃんっ子」だったという松永は、幼少期から祖父と一緒に多くの昭和歌謡や演歌を聴いて育ってきた。そんな彼女の夢は、歌謡曲や演歌の良さを同世代に届けられる歌手になること。アイドル活動やミュージカル出演で磨いた歌唱力を武器に、本オーディションに挑んだ。
ステージに立った松永は「私は歌謡曲が大好きです。小さい頃、祖父と一緒にたくさん聴いた曲を歌います」と説明。さらに「大好きなこの曲を、こんな素敵なステージで歌える幸せを噛み締めて、最後まで楽しみたいと思います」と語り、明るい笑顔を振りまいた。「祖父との思い出の曲」という言葉には、ほのぼのした響きがあるが、イントロで聴こえてきたのは「あ〜ん」というセクシーな吐息。審査員たちは、そのギャップに一瞬で心を奪われた様子で、なかでもトレンディエンジェル・斎藤は、歌い出しを聴いただけで「ゴールデンブザー」を力強く押していた。
その後も松永は、色気全開のステージを展開。最後にも全力の吐息を披露し、審査員席の斎藤は「たまらない!」と言わんばかりに満面の笑み。審査委員長の松崎しげるも「いっちゃうで〜!」と勢い良くブザーを押し、「オールイン」で本戦進出が決定した。
MCを務めるEXIT・兼近大樹から「斎藤さん、(ブザーを押すのが)早すぎましたね」と話を振られると、斎藤は「もう吐息でいかせていただきました」とうなずき、「25歳で、一気にこの空間をスナックのママのように支配して、やられちゃいましたね」と、会場を自分色に染め上げた松永を絶賛していた。
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