韓国のオーディション番組『UNIVERSE TICKET』第3話にて、自信を失った練習生がカメラのスイッチを切るという大胆な行動に出た。
【映像】ツラすぎてカメラをオフにした問題シーン(45分頃~)
『UNIVERSE TICKET』は、韓国SBSが総製作費100億ウォン(約11億円相当)をかけて送る初のガールズグループオーディション番組。世界中から集まった82人の参加者がミッションに挑戦し、最終メンバーとして残った8人がデビューグループのメンバーとなる。
リベンジバトルでは1:1バトルの勝者からなるウィナーズ、敗者からなるチャレンジャーズがチームを組んで対決。「清純」コンセプトのウィナーズチームは少女時代のデビュー曲「Into the New World」を披露する。
「カメラのせいでプレッシャーだわ」
17歳のチョン・ジウォンは、「正直言って自信がありません。さっきも逃げようと思ったくらい、本当にすごく辛いです」とダンスと歌詞を覚えられないプレッシャーから不安を漏らす。元DIAのメンバーであるクォン・チェウォンはそんな彼女に「ジウォンの動線が間違っているから、カメラに映らないわ」と、厳しい声をかけていた。
他の練習生に振付を丁寧に教えてもらうも、なかなか習得できないジウォン。やがて練習の輪から外れ、「カメラのせいでプレッシャーだわ」「家に帰りたいです。なぜこんなことをやっているんだろう」と思い詰めてしまう。
その夜、宿舎の部屋で1人過ごすジウォンは、設置されてあるカメラの電源をオフするという大胆な行動に。そして翌日の練習室になかなか現れない。ジウォンは体調不良を理由に、この日の練習を欠席するという。ただでさえ全員疲れが溜まっているのに、ジウォンの不在により立ち位置が分かりづらくなり、練習が思うように進まない。たったの3日間でパフォーマンスを仕上げねばならず、不安にかられるメンバーたち。
そこへ現れたジウォン。心配したメンバーから拍手で迎えられるが、顔がやつれている。明るくハグで迎え入れてくれるメンバーを前に、彼女は涙を流した。これまで11年間新体操の選手として活躍してきたジウォンは、本音部屋で「本当は私はここにずっといたいんです。いいステージを皆さんに見てもらいたいし、1つひとつステップアップするメンバーになりたいです」と語る。気持ちを入れ替え、誠心誠意練習に参加することを誓った。
前向きに練習を繰り返し、徐々にレベルアップしていく「Into the New World」チーム。互いに励まし合い、チームの雰囲気も明るくなっていく。そして迎えた本番。原曲アーティストのヒョヨンも、審査員としてステージを見守る。
ピンクのプリーツスカートで揃えた9人は、爽やかにパフォーマンスを披露。審査員は笑顔で見守り、ヒョヨンも「みんなの呼吸が思っていたより合っていた」と称えるが、ジウォンに対しては「この曲はジウォンさんにぴったりなのではとすごく期待をしていたんです。でも他のメンバーに比べて練習量が足りなかったのかしら。自信がなさそうで、それが残念でした」と厳しい一言を与えた。