岡田美里が母親との40年ぶりの同居エピソードを告白。中学生の頃から別居していた母との暮らしが最初は苛立ちの連続だったこと、2人を改めて家族として結びつけてくれた保護犬の存在を語った。
12月6日(水)、黒柳徹子の『徹子の部屋』(テレビ朝日系列)が放送。タレントの岡田美里が出演した。岡田の母は現在92歳。実は岡田が中3の時に母が家を出たため、約40年別居状態だった。
母は岡田の父と同じくパーキンソン病に侵されてしまい、岡田は「母が車椅子に乗るところを想像して、東京じゃ無理だと思って引っ越しをしたんです」と山梨の家をリフォームして暮らすように。
母がいなくなった中学生の頃の気持ちを「急に母親を喪失するというのはすごく辛かった。あの小さかった妹に謝ってよと言う気持ちもあった」と振り返った岡田。「そのまま同居したので、最初はすごく苦しかった」と語り、「どう自分の気持ちに決着をつけたかと言うと、産んでくれたことに感謝しようと思って」と母を受け入れたという。
葛藤を乗り越え同居を始めた岡田だが、一人で勝手に出かけたり、テレビショッピングを見て「欲しい」と言い始めるなど、自由な母にイライラすることも。娘に愚痴をこぼしていると、長女が「ママ、犬飼えば」と提案してきたという。
保護犬を迎え入れると母娘の関係は一変。「母と私の間にワンちゃんの赤ちゃんがいるから、2人の視線がそこに行く。『かわいい。かわいい』って言い合い、そこで初めて家族になれたような」「本当に犬っていうのはセラピーなんですね」と愛犬に感謝した。
愛犬のおかげで母にも次第に変化が起きた。犬が来たことで母も変わり、「ありがとう」と言うように。「母は車椅子になっちゃったんですけど、施設に入りまして」「今は本当に可愛いおばあちゃんになりました」と愛情を込めた。