名曲を歌い継ぐ歌姫を選出するオーディションの予選ステージで、「スーパーヒーローになること」を夢に掲げる40歳の出場者が、西城秀樹のヒット曲「傷だらけのローラ」を熱唱。パワフルな歌声と個性あふれるステージングで魅了した。
【映像】歌い出しから衝撃！40歳金髪女性の西城秀樹（3分頃～）
日韓共同で新たな歌姫を発掘するオーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』＃2が、12月8日（金）夜6時よりABEMAにて放送された。
『トロット・ガールズ・ジャパン』とは
『トロット・ガールズ・ジャパン』は、韓国で絶大な人気を誇る音楽ジャンル「トロット」をテーマに、新たな日本の歌姫を発掘する国内初のオーディション番組。「トロット」は日本で言う“懐メロ“のイメージに近く、オーディションの出場者たちは昭和から平成にかけての名曲を歌唱する。出場者の年齢は12歳から50歳までと幅広く、事前審査を通過した54組57名が予選に進出。優勝を勝ち取った者には賞金1000万円（＋追加賞金）が授与される。
予選ステージでは、出場者をカテゴリー別に6つのグループに分類。グループごとに登場し、1組ずつ歌を披露する。審査員は「この人の歌を次の審査でも聴きたい」と感じたら「ゴールデンブザー」にタッチ。全員が票を投じれば「オールイン」となり、その場で本戦進出が決定するが、全員の票がそろわなかった場合は、復活候補者となる。グループ全員の歌唱が終了したタイミングで、一般審査員（観客）による投票が行われ、復活候補者の中から選ばれた1組が本戦に進出できる。
まるでソロコンサートのように会場を支配！
アーティスト活動歴5年以上の出場者がそろう「スペシャリストガールズ」のトップバッターを飾ったA.Lyssa（エリッサ）。金髪のベリーショートがよく似合い、「かっこいい女性」という表現がしっくり来る。そんなA.Lyssaの夢は、スーパーヒーローになることと、アーティストとしてマーベル映画に出演すること。イントロが流れるなか、客席に背を向けて凛と立つ彼女の後ろ姿には、スーパーヒーローを彷彿とさせる力強いオーラが漂っていた。
歌唱曲「傷だらけのローラ」の冒頭、A.Lyssaが低い声で「ローラ、君は何故に」と情熱的に語りかけると、圧倒された様子を見せる審査員も。その後もA.Lyssaは、魂のこもった歌声を会場に響かせながら、花道を歩くなどし、エネルギッシュなパフォーマンスを展開。審査員たちは雄叫びを上げたり、ノリノリで拍手をしたりしながら、大いに盛り上がっていた。
そして審査員全員が「ゴールデンブザー」を押し、「オールイン」で本戦進出が決定。歌唱終了後には多くの審査員が立ち上がり、拍手を送った。A.Lyssaは「こんな下手くそな人の歌をこうやって聴いてみなさん楽しんでくださったので、それだけで幸せです」と謙虚に喜びを表現。するとMCを務めるEXIT・りんたろー。から「そんな謙虚な人のステージングじゃなかったですよ！ソロコンサートかと思いました」とツッコミが飛んだ。
審査員からも続々と絶賛の声が上がった。トレンディエンジェル・斎藤司は「アベンジャーズ出てました？」と思わず聞きつつ、「カリスマ性に惹きつけられた」とコメント。一方、ラジオDJの古家正亨は「ここまでステージングで人の心を掴むのって難しいことだと思う」と語ったうえで、一瞬にして自分の色にステージを染めたA.Lyssaの能力を高く評価していた。
