ヒマラヤののどかな地にネパール軍のヘリが来襲……!変化の時代が訪れている、ある集落をナスDがリポートした。
テレビ朝日にて毎週日曜朝11時より放送されている『ナスD大冒険TV』(※一部地域を除く)。12月10日の放送回では、「天空のヒマラヤ部族 ナスDの単独取材編」の様子が届けられた。ナスDは「2回目の冬を撮影しないとこの企画の意味がない」と説明し、ほかのスタッフは日本に帰し、小型のハンディカメラ1台で、単独取材を決行。なお、ABEMAでは「アベマオリジナル」と題したノーカット版が配信されている。
密着取材も231日目。この日、ティンギュー集落にはなぜかネパール軍のヘリコプターが到着。そして急いで何かを降ろし、そのままに逃げる様に帰って行った。
そのヘリはアンテナを持って来た。携帯電話が使える様に、ネパール軍が支給したという。ナスDは「ちょっとずつ変わってはきますよね。ここだけアンテナがないっていうのはおかしいですから」と、ここヒマラヤにも変化が訪れていることを伝えた。
たまたまではあるが、そんな時に外で授業を受ける子供たちの姿、そしてヒツジの原種であるブルーシープを撮影することができた。ナスDは進歩する姿と時代が止まっているかのような姿に「これもうとんでもないな(笑)。破天荒な集落ですね。この村はもうしばらくしたら5Gになりますからね」と苦笑していた。
日本人はポケベルの時代を過ごし、ガラケー、スマホの4G、5Gの時代を迎えたわけだが、ティンギュー集落に住む方々はさまざまなものをすっ飛ばし、5G時代が到来するわけだ。
ナスDは「変化の波に揺られつつも、最も天空に近い集落の風は、身を震わせるほど冷たく、その空はどこまでも青く 澄み切っていました」と手記に記していた。ドルポの人々には今、変化の時代が訪れているようだ。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)