絵が得意なナスDが、ヒマラヤから帰国後に個展を開催。しかし“絵が売れない”という厳しい現実、そして衝撃的な結末が待っていた。
テレビ朝日にて毎週日曜朝11時より放送されている『ナスD大冒険TV』(※一部地域を除く)。12月10日の放送回では、「天空のヒマラヤ部族 ナスDの単独取材編」の様子が届けられた。ナスDは「2回目の冬を撮影しないとこの企画の意味がない」と説明し、ほかのスタッフは日本に帰し、小型のハンディカメラ1台で、単独取材を決行。なお、ABEMAでは「アベマオリジナル」と題したノーカット版が配信されている。
ナスDはヒマラヤで見た景色を絵に描いて残していた。最後に描いたのは「ドゥネイ村の冬の景色」。100枚を目標に旅を続けたが、絵の具がなくなってしまった事もあり、結果は53枚だった。
そして、ナスDは帰国後、東京・銀座で個展を開催した。描いた絵を1枚3000円で販売するという。売り上げは現地の子供達のためと全額寄付。1枚1500円の額縁は自腹で購入したそうだ。スタッフから「どんな絵が最初に売れそうですか?」と聞かれると、ナスDは「花じゃないですか?それかこのチョルテン(仏塔)」と答えていた。
「今となっては全部が良い思い出です」と語るナスD。その上で「外を行く人々が“何やってるんだろう”と見てくれる。お客さんが来る雰囲気ありますね。全部売れちゃうんじゃないかっていう」と期待を寄せていた。
しかし現実はそんなに簡単ではなかったようだ。1人目のお客さんはすぐに現れたが、仕事中のために先を急いでいた。ナスDが「なかなか絵って難しいですね。売れないですね」と言うと、個展会場のオーナーは「絵はそうですね」と返していた。
開始から10時間が経過しても「販売枚数0枚」のナスD。そんなタイミングで近所のレストランで働いているという女性がやって来た。その女性は「チョルテン(仏塔)の絵」を指差し「私、あれが欲しいです」と所望した。
これを受け、ナスDは「いいんですか?でも要らなくないですか?」と言い出した。心優しき性格が邪魔をして“気を遣ってくれている”と勘違いしてしまったのだ。続けてその女性が「払います。っていうか、買いたいです」と伝えると、ナスDは「じゃああげますよ。俺が(金を)出します」とまさかのコメント。売上0円にも関わらず、女性に絵をプレゼントするという太っ腹なナスDだった。
衝撃的な結末にX(旧Twitter)では「商売っ気なさすぎw」「ナス、人柄が良すぎ」などの声が寄せられたほか、「え?!銀座で一日だけとか 番組見てヒマラヤ観たくなってネパール行ったけど、絵っぽい絵を買えてないから買いたい 山の絵欲しいー」「ナスDの絵、素敵な色使い。見たいし、めっちゃ欲しい」「私も絵欲しかった」など絵を求める声もポストされていた。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)