韓国のオーディション番組『UNIVERSE TICKET』第5話にて、ユニコン(審査員)のキム・セジョンが元アイドルの練習生に感動的な言葉をかけた。
【映像】解散した元アイドルにかけた感動的な言葉(1時間2分頃~)
『UNIVERSE TICKET』は、韓国SBSが総製作費100億ウォン(約11億円相当)をかけて送る初のガールズグループオーディション番組。世界中から集まった82人の参加者がミッションに挑戦し、最終メンバーとして残った8人がデビューグループのメンバーとなる。第2章「LEVEL STATION」では、上中下のランクに分けられた39名の練習生が、それぞれのランクごとに2チームに分かれてステージで対決。まずは中レベルの2チームがステージに上がった。
全てを出し尽くしたステージ
審査員のひとりであるキム・セジョンはI.O.I、そしてgugudanの元メンバーで、カリスマ的な人気を誇った元アイドル。そんな彼女がクォン・チェウォンにかけた言葉が感動を呼んでいる。
クォン・チェウォンは、もとは2022年に解散したアイドルグループ・DIAでウンチェという名前で活動していた。これまで『UNIVERSE TICKET』では、チェウォンのステージに「実力がなくても、それをステージ上で見せない力が大事です。それがバレてはいけない。そのために汗水を流しながら一生懸命練習して、完璧なステージを作るのがアイドルなんだと思います」と語り、厳しい評価を受け続けてきた。
しかし第2章開幕の際のクラス分けでは、ようやくキム・セジョンから褒め言葉が。セジョンは「チェウォンさんを実は同じガールズグループの立場としてずっと応援したかったのですが、今回の姿を見て心から応援できる気がします」、ヒョヨン(少女時代)は「表情もエナジーもよかったです。この間に成長したのか、元々の実力が発揮できたのかなと思いました」と笑顔で伝える。チェウォンは「ついに褒められたという気持ちが大きかったです」と感無量の様子で、あふれてくる涙を堪えた。
チェウォンが属するTwinkleチームは、Jewelryの「Super Star」を披露。本番のステージでは、ブラックとピンクの衣装に身を包んだメンバー6人が、ロックなサウンドに乗せてエネルギッシュなステージを展開。チェウォンは練習で「歌い方が古臭い」と厳しい指摘を受けていたが、精一杯歌い方を改善した努力が実り、魂を込めたダンスでも魅了する。歌い終えたチェウォンは、達成感からか涙を浮かべていた。
キム・セジョンは歓声を送り、「チェウォンさんを見ながら泣きそうになりました。このステージが最後になってもいいからとにかく全てを出し尽くそう、という姿を見せてくれました。だから胸に響いたのだと思います」と真摯に思いを伝える。そしてヒョヨン(少女時代)も、「今回のステージでチェウォンさんがよく見えました」と称賛した。
しかしチームは敗北。ユニコンの会議では、ヒョヨンが「チェウォンさんは今日はよかったけれど、彼女がこなせる曲には限界があると思う」と冷静な意見を伝える。結果、チェウォンはここで脱落することに。キム・セジョンは「今日のステージでクォン・チェウォンさんの姿を見ることができて、お名前を呼ぶことができて、とてもよかったです。クォン・チェウォンさんが見せられるステージがこういうステージなんだということを知れて良かったです」と温かい言葉をかけた。
涙を流しながら退場していくチームメンバーに、ユニコンたちも重い空気に。チェウォンはユニコンに向けて「素敵な経験をすることができました。素晴らしいアドバイスを惜しみなくしてくださってありがとうございます。本当にたくさんのことを学び、感じることができたと思います。もっとかっこよく成長した姿で戻ってきたいと思います。その時は妹のように、後輩として受け入れてください、ありがとうございます」と、心を込めて語った。
視聴者からは「キムセジョン毎度毎度まじ可愛いし名言すごい」「涙でた」「優しい言葉だな」などの声が寄せられていた。