2025年に予定されている大阪・関西万博の意義について、橋下徹氏とLuup社長の岡井大輝氏が9日のABEMA『NewsBAR橋下』で議論を交わした。
岡井氏は「数年後に明るい前向きな祭典があることが、個人的に大事だと思っている。日本中へ営業に行くが、大阪の方々のマイルストーンはみんな万博にあって、“そこまでに新しいことができないか?”と考えている」と説明。
橋下氏は「未来に明るいゴールがあるから、みんな頑張るということだ。批判している政治家は見識がない。こんな若手起業家が重要と言ってくれたように、世論調査したら若者はみんな賛成だ」と語る。
一方で、万博会場への交通手段が足りていないことを課題に挙げ、「電車とバスが追いつかないから、こないだ協議会で徒歩も手段に入ってきた。土地が余ってるから、LUUPを10万台くらい置いてもらって(笑)」と提案。
岡井氏は「勝手に“やります”とは言えない立場だが(笑)。万博に来る海外の人は2泊3日ではなく1週間は滞在する。万博以外の場所にも行ってほしいから、そこは全部刈り取ろうと。実は大阪のホテルから大量に置いてほしいという問い合わせを頂いている」と明かした。
これに橋下氏は「こういうことなのよ! 万博っていうのは。2350億円じゃなくて、3000億円、4000億円かかると言ってもいいと思う。若い人がそれに向かって動いて、ホテルから引き合いがあってと、経済が動いてるんだから。岡井社長、本当にありがとう。わかってるか、国会は」と主張した。
さらに岡井氏は「漠然と2、30年後に向けて予算を使うことは難しい。都市計画においてマイルストーンがあることは大事で、各自治体で都市計画は作っているが、その内容を全市民が知っていることに価値がある。若手が新しいプロジェクトを大企業の中で通そうとしたとき、“なんで今やる必要があるの?”と聞かれたら、今は“万博あるじゃないですか”と言える。万博じゃなくても、“5年後10年後にこれがあるじゃないですか、だから今やらなきゃいけないんです”と新しいことやろうとしてる人が言えるようになる。僕はその追い風を受けている」とした。(ABEMA『NewsBAR橋下』より)