年間600杯のラーメンを食べ歩くラーメンライターの井手隊長が、驚きのラーメン店を紹介した。
【映像】「客単価4356円」ラーメン店のコース料理
その店とは、東京・品川区にある「純麦」だ。住所非公開、1日24人限定、客単価4356円という、これまでのラーメン店の常識を覆す存在である。女将の矢嶋純さんは秋葉原の有名店「麺処 ほん田」で修行した後に独立、ミシュランガイド東京のビブグルマンにも選ばれた名店を立ち上げ、今年4月に「純麦」を開業した名物女将だ。
値段は4000円超えにもかかわらず、インスタグラムでの予約開始1分で完売することもあるという大人気店。気になる内容は、ラーメンだけでなく、前菜やデザートまで楽しめるコースメニュー「純麦御膳」だ。取材の日の前菜は、サラダとニンジンのキャロットラペ、カンパチの胡麻和え、ボタンエビの刺身、カスゴダイのポン酢ジュレ、バターナッツカボチャのポタージュスープというラインナップ。
「ラーメンってあまり季節感がないから、野菜とかお魚とか(を使い)季節感を出すようにしている」(女将・矢嶋純さん)
さらに、ラーメンのだしで作った茶碗蒸しにウニをのせた一品もイチオシの料理だという。矢嶋さんは「(スープを)余らせて捨てるのはもったいないので、なるべくこういう茶碗蒸しに使うようにしている」と説明した。
メインは女将自慢の「醤油ラーメン」だ。鶏と豚からだしを取ったチンタンスープに、企業秘密だという特製の合わせ醤油、スープに浮かぶ牛の脂が一層上品さを際立てる。麺は太めの自家製手打ち麺で、茹でる直前に手もみをすることで存在感のある喉越しに仕上げているそう。
スープを飲んだ井手隊長は、「うめ〜!うまいよ。バチバチだね、うまみが。動物と醤油のかなりハイレベルな戦い」とコメント。さらに「自家製の手もみ麺も最高。手もみならではのスープの持ち上げ感、『やっぱ主役はラーメンだよな』って思わせてくれる感じ」と女将こだわりの麺も大絶賛。トッピングにはカボチャワンタンと低温調理で仕上げた肩ロースとロースのチャーシュー。
「やわらけーよ!とろけるよ。何かを成し遂げてから来たい。ラーメンだけじゃ1000円で出せないんだろうね。うーん最高、特別感すごい」(井手隊長)
ラーメンの後は、炊き立てのご飯(黒毛和牛のせ)が登場。ご飯の上からラーメンスープをかけていただくのがツウの食べ方。その相性の良さに井手隊長は「幸せだね」と脱帽した。そして最後のお口直しは、かき氷。今が旬のいちごに練乳がたっぷりかかっている。
「口さっぱりして甘さも程よく、これ以上ないんじゃないですか?ラーメンの後で食べるデザートとしては」(井手隊長)
「純麦御膳」は、前菜、ラーメン、ご飯、そしてデザートのかき氷で4356円。その価格設定について矢嶋さんは“チャレンジ“だと語る。
「だしを取るようなものも(価格が)全部上がっていますし、送料もガスも全部上がっているので、客単価が上がるような仕組みでやらないとやっていくのが難しいと思って、コース仕立てにしたらどうかなと。本当にチャレンジ精神」(女将・矢嶋純さん)
これについて井手隊長は「美味しいもの作れる技術・食材があっても価格の壁があるから、これ以上は美味しいものを出せない可能性も秘めている中で、ラーメン屋さんの新たなスタイル、味だけじゃなくてゆったりできる幸せ感もある。ぜひ体験してほしい」と語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
■Pick Up
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・ネットニュース界で話題「ABEMA NEWSチャンネル」番組制作の裏側
本記事は自動文字起こしツールや生成AIを利用していますが、編集部の確認を経て公開しています。