角野卓造が『徹子の部屋』に出演し、昨年亡くなった文学座の後輩・渡辺徹さんとの思い出を告白。生前、渡辺さんが舞台にこだわっていたことや、旅公演を通じて生まれた絆などを語った。
12月18日(月)、黒柳徹子の『徹子の部屋』(テレビ朝日系列)が放送。角野卓造がゲスト出演した。昨年亡くなった渡辺徹さんは、角野にとって文学座の後輩。黒柳が「(渡辺さんは)あなたを見て、文学座に入ろうと思ったそうですね」と聞くと、角野は「嬉しかったですね」とはにかんだ。
『太陽にほえろ』で芸能界デビューした渡辺さんだが、角野は「本当に舞台が好きで、舞台がやりたかった」と渡辺さんの舞台志向に言及。「歌手やバラエティーの司会でも活躍しましたけど、それでもやっぱり『舞台がやりたい』と。ずっと劇団にいて、芝居によく出てくれましたね」と故人に感謝した。
舞台での共演は4本だが、旅公演でとても長い時間を過ごしたという。角野が42歳、渡辺さんが29歳の時の舞台写真を公開し、「旅先で舞台、翌日東京に帰ってテレビの仕事をして、また旅先に戻る。それをよく2人でやりましたね。東京駅の最終の新幹線に飛び乗ったりとか、近いところは、彼の車に乗せてもらって」「楽しかったですね」と思い出を振り返った。
渡辺さんは1990年に『徹子の部屋』に出演し、地方公演の思い出を語っていたことも。当時28歳。写真を見ながら角野は「若いなぁ、懐かしいです」と目を細めた。