この冬注目の映画『笑いのカイブツ』で主演を務めた岡山天音(29)。数々の話題作に出演し、同世代俳優からの信頼も厚い岡山の魅力に迫った。
岡山:突飛に見えるけど、誰しもがツチヤに近しい断片と言うか、そういうものを抱えながら生きているのではないかと思う。強烈なキャラクターだけど、威力のある作品になっている。
岡山は、2009年に俳優デビューし、その後数々の映画やテレビドラマに出演。「新聞記者」や「キングダム」シリーズまでどんな役でも見事に演じ分け、いまや日本映画界には欠かせない存在となっている。
そんな岡山の最新主演作が『笑いのカイブツ』だ。“伝説のハガキ職人”と呼ばれたツチヤタカユキさんの同名の私小説が原作。笑いにとりつかれた男の純粋で激烈な半生を描いている。
岡山:ツチヤというキャラクターが真ん中にいる映画はとても面白そうだと思った。大変さもあるが、そういうのも含めてトライしてみたいと思った。
作品の主人公・ツチヤは何をするにも不器用で人間関係も不得意。そんな“自分”を演じた岡山について原作者のツチヤさんは、次のように語った。
ツチヤさん:(岡山が)自分を演じているので、客観視できない部分があったり、恥ずかしいなと思うシーンもある。美化されずにちゃんと格好悪く演じられているのが良かったなぁと思った。
さらに、映画で共演した仲野太賀(30)は「主演の岡山天音が素晴らしい。彼が演じる狂おしくも愛おしいツチヤが眩しかった」とコメント。菅田将暉(30)は、出演が発表された際「伝説のハガキ職人の映画化、“岡山天音主演”と聞いて全身がよくわからない震えに襲われ参加した」と明かしている。
最後に、これまでに何度も共演経験がある松本穂香(26)にも岡山の魅力について聞くと、次のように答えた。
松本:ほかに絶対いない天音さんにしかできない役を毎回…。やっぱりこの役は天音さんにしかできないなって。
岡山:いじり過ぎてるって。(照れながら)暑すぎる。冷房強めてほしい…。
松本:みたいなユーモアもある(笑)。
(『ABEMA Morning』より)