韓国のオーディション番組『UNIVERSE TICKET』第6話にて、12歳の練習生イム・ソウォンが実力者に囲まれて苦悩した。
『UNIVERSE TICKET』は、韓国SBSが総製作費100億ウォン(約11億円相当)をかけて送る初のガールズグループオーディション番組。世界中から集まった82人の参加者がミッションに挑戦し、最終メンバーとして残った8人がデビューグループのメンバーとなる。第2章「LEVEL STATION」では、上中下のランクに分けられた39名の練習生が、それぞれのランクごとに2チームに分かれてステージで対決する。
「どんな感情を込めればいいのかわかりません」
実力者が集った上クラスは、新曲を披露して対決。12歳のイム・ソウォンは、フォーエバーチームで「WHATEVA」を披露する。実力者がそろったチームを見渡して、「みんな実力者なのはわかっています。私もそれなりに実力があるので、面白い戦いになるだろうなと思いました」と意気込んだ。
パート分けでは、メインボーカル争いでエリシアが完璧な歌唱を披露し、戦々恐々とするソウォン。ソウォンも高音を響かせて実力を発揮したが、結果はエリシアに多くのパートが割り振られる結果に。ソウォンはため息をつきながら、「本当にパート1が歌いたかったんですが、高音パートを担当できなくて残念です」と漏らした。
レコーディングではまたもエリシアが高い実力を披露し、プロデューサーの提案でソウォンのパートを歌ってみることに。ソウォンはパートが奪われるのではないかと気が気ではなさそうだ。自分の番でソウォンは、プロデューサーから「演技をもう少し加えた方がいいと思います。感情がほとんど込められてないですよ」と指摘を受けてしまう。また細かい語尾の処理などにも何度もリテイクが入り、やがてソウォンは泣き出してしまった。
12歳には難しい感情が込められた楽曲。ソウォンは「どんな感情を込めればいいのかわかりません。自分のパートも、どういうふうに扱えばいいのか」と途方に暮れる。しかし彼女は「プロデューサーが追求する雰囲気と言葉を見ると、エリシアさんの雰囲気が一番好みなのでは」と分析し、エリシアの雰囲気を真似するなど、感情表現をひたすら研究していく。トレーナーには、「今は表情動線と振付に集中してほしい」と注意されつつも、努力を重ねた。
そして迎えた本番。ソウォンは見違えたようにイキイキとしたダンスをみせ、見違えたように豊かな表情で魅了した。