お笑いコンビ・かまいたちがMCを務めるABEMAオリジナル新バラエティ番組『かまいたちの笑賭け(わらいがけ)』が、2024年1月26日(金)夜10時から全8回にわたり放送される。本番組では、選ばれし芸人が笑いに厳しい観客1,000人の前で様々なジャンルのお題に沿ったネタを披露し、観客を笑わせるごとに賞金をゲット。このお笑い勝負で獲得した賞金を軍資金に、戦いの舞台を海外カジノに移し一攫千金を狙って、一か八かの大勝負に出る。
ABEMA TIMESでは収録現場に潜入し、濱家隆一・山内健司に直撃取材を実施。番組内ではこれまでの人生で「最高額」を賭け、ギャンブルに挑む姿もあったが、その時、2人の体に“ある変化”が起こっていたという。一体、何があったのだろうか……?
濱家はパチンコ、山内は競馬 それぞれの忘れられないギャンブルの思い出
――番組では、お笑い勝負で獲得した賞金を軍資金に、戦いの舞台を海外カジノに移し、一攫千金を狙うというスリリングな時間もあります。お2人はギャンブルを嗜むと思いますが、これまでギャンブルをする中で強烈に印象に残っていることはありますか?
濱家: ホンマにお金ない時から、パチンコとかスロットに行ってるんですけど、冗談でも謙遜でもなくホンマにお金なかったんですよ。“この金なくなったら、生活できへん”って時でもパチンコに行ってお金を使ってまうんです。その日も、1万〜2万円を握りしめて、パチンコに行ったんですけど、全然出なくて。“もうお金が4000〜5000円で尽きる”ってなった時、横に座っていた真っ赤なカーディガンを着た口紅も真っ赤の50代中盤くらいの細いおばさんが、僕の方を一切見ずに、「兄ちゃん、後ろの台、2000〜3000円打ってみ」って言うんです。
――怖いですね。
濱家: そう、怖いじゃないですか。言われてからすぐには行かなかったんですけど、そのおばさんは、20代くらいの男と50代くらいのおっさんと、10分感覚くらいで横の通路に行って、ちょこちょこ喋るんです。「プロ集団なのかな?」と思って、試しにそのおばちゃんの後ろの台に残っているお金全部入れたんです。
――結果は?
濱家: 出なかったです。
――一同爆笑。
濱家: あいつ何やったんでしょうね。その後「出なかったんですけど……」とも言えず。
山内: 怖いよな。言えないよな。
濱家: 言えない、言えない。まだまだまだまだ、その場に平然とおるんやもん。
――それは強烈な体験でしたね(笑)。山内さんは?
山内: 僕は競馬なんですけど、2015年・春のG1は忘れられないですね。その頃、競馬番組も出させてもらっていたんですけど、本命にした馬を3連単の1着にして、2〜3着は全通り買うっていうやり方をしていたんです。
――なるほど。
山内: でも全然当たらなくて、本命が1着にこなかったり、きたとしても、ガチガチの本命で払い戻しが少ないというのが続いたんです。そんな中で「ヴィクトリアマイル」というレースから、その買い方をやめたんです。ほな、そのレースは本命にしていたストレイトガールがきて、2〜3着も荒れて、恐ろしいことに2070万馬券やったんです。みんなにその買い方を言っていたもんやから、いろんな人から電話やLINEで「2070万獲った!?」って連絡がきて、でも「いや、今回から買ってない……」と報告するしかなくて……。
――それはものすごい話ですね……。
山内: 壮絶でした。ホンマに世の中はよくできてる。さすがにあれは頭がクラクラしました。
濱家: 世の常やな。
収録中はギャンブル熱が最高潮に 山内「全員お笑い脳が完全に停止してました」
――韓国カジノでは軍資金が一時“1億”を超えていましたが、お2人がギャンブルに投じる金額としては最高額でしょうか?
濱家: もちろん最高額です(笑)。
山内: あんなのはないです。
濱家: 元々、ギャンブル好きでギリギリの生活をする中で、もしかしたら死ぬかもみたいな賭け方をするのが好きやったんですけど、その時は独身で、仕事もないから、出来たことでしたね。家族ができて、仕事ちゃんとしだしたら、何にもできなくなるんですよ。なので、この番組で丸なったと思わされました。
――約800万円を一発賭けしてましたが、お2人は800万円をゲットしたら何に使いますか?先ほど行われていた収録では、約1億円という販売価格の「Patek Philippe(パテック・フィリップ)」の腕時計が話題に上がっていましたが。
山内: 800万円じゃあの1億円の腕時計は買えないんで、僕は800万円を賭けて絶対に1億円になる馬に賭けます。あれは、見たことのないノーチラスやったなぁ。
濱家: そんな馬、絶対におらんやろ。
――濱家さんは?
濱家: 僕はあの時、カジノにいてギャンブル欲に火がついてたんで、どんだけ勝っても、ギャンブルしてたと思います。例え2000万円になっても「だったら億、目指そうぜ」ってなってたんやないかな。基本、破滅型なんでね。
山内: 誰かにはがいじめにされて、部屋に閉じ込められない限り、やってまうよな。
濱家: うん。やってまう。だって800万円を持ってて、半分の確率で、倍になるとか言われるんですよ。そんなこと人生で起こり得ないじゃないですか。じゃあやりません?
――(笑)
濱家: なので、この番組危険なんですよ。俺、今、めっちゃギャンブルやりたなってるんです。危ないわ、ホンマ……。
――韓国でカジノに興じてた時は、体の変化を感じましたか?
山内: 確実に熱くなってましたね。体温は上がっていたし、全員お笑い脳が完全に停止してました。
濱家: (ネルソンズの)和田まんじゅうが参加できなくなったので、事前にどっちに賭けるかを聞いてたんですよ。でも僕らはその段取りを忘れていたんです。当たっても、外れても、「おい、まんじゅう〜!」って叫ぶことができたのに、それを忘れて、本気で賭けてました。誰もお笑いのことを考えられなくなっていたんです。
濱家「良くも悪くも『こいつらアホやな』って目で見てもらえたら」
――大活躍のお2人ですが、今年成し遂げたい目標があれば教えてください。
山内: 競馬はずっと続けているので、1000万円超の払い戻しを成し遂げたいですね。芸人だと1000万円オーバーは確かじゃいさんしか、いないんです。一回、ものすごい馬券を掴み取って、じゃい超えを目指したいですね。
――「ヴィクトリアマイル」の無念を晴らすということですね。濱家さんは?
濱家: 僕は健康に気をつけたいです。1度も痛風を出さない。
――堅実ですね(笑)。
濱家: でもなにより難しいんです。尿酸値のコントロールをしっかりして、2024年は健康を維持したいと思います。
――最後に番組の見どころを教えてください。
濱家: 良くも悪くも「こいつらアホやな」って目で見てもらえたらいいですね。お笑いもそうだし、ギャンブルもそうですけど、僕自身「アホやな〜」って思う瞬間が何度もありました。それを見て、楽しんでもらえたらと思います。最後、カジノの大金に目が眩んでいた時、どんな顔をしてるのか、僕自身もオンエアを見るのがめっちゃ楽しみなんです。あれを見ながら、副音声もやってみたいですね。
山内: 笑いのステージでも、カジノ勝負でも、メンバーみんなの素が出る瞬間があります。大スベりして弱っている姿や、鬼賭けして目がバキバキになっている姿などを見て欲しいです。
『かまいたちの笑賭け』は、2024年1月26日(金)夜10時から放送開始。なお、初回放送に先駆け、2024年1月17日(水)よりかまいたちの2人が運試しに挑戦する事前特別番組『かまいたちが競馬で1000万円大勝負!ROLEX購入編』、2024年1月22日(月)より番組の序章として見どころをお届けする『Episode0』を配信。
テキスト・取材:中山洋平、撮影:藤木裕之
■「ABEMA」オリジナル新バラエティ番組『かまいたちの笑賭け』放送概要
初回放送日時:2024年1月26日(金) 夜10時~ #1と#2を連続放送
※毎週金曜日夜10時より、#6までは2話ずつ放送、#7と#8は1話ずつ放送
放送チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル
番組URL:https://abema.tv/video/title/90-1916
初回視聴URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/CbwvTvAWMWHixw