主人公・マッシュ・バーンデッドが、魔法が当たり前に使える世界で魔法が使えないという秘密を抱えながらも、筋トレで鍛え上げたパワーを武器にしてあらゆる困難を力技で打ち破っていく。ギャグありシリアスありで声優同士の掛け合いも魅力的だった「マッシュル-MASHLE-」(原作:甲本 一)のTVアニメ2期「神覚者候補選抜試験編」が、2024年1月6日(土)から放送スタートする。
【放送】『マッシュル-MASHLE-』神覚者候補選抜試験編 #1
ギャグとシリアスのバランスが本作の魅力を司っているが、2期ではトップクラスの魔法の実力を持った神覚者も多数登場して、ストーリーも大きく展開していく。
そんな2期のアフレコが行われているタイミングで、メインキャスト5名(マッシュ・バーンデッド役小林千晃(こばやし ちあき)、フィン・エイムズ役川島零士(かわしま れいじ)、ランス・クラウン役石川界人(いしかわ かいと)、ドット・バレット役江口拓也(えぐち たくや)、レモン・アーヴィン役上田麗奈(うえだ れいな)がそろった座談会インタビューにて、改めて1期の振り返りと本作の魅力について伺ってみた。
小林は「バトルシーンとコメディシーンのバランスがほかにはない本作ならではの魅力」として、「序盤から中盤にかけても詰め込まれていて、終盤になってシリアス色が強くなってきて王道の少年漫画らしい部分も見えてきて。本当にハイブリッドと言いますか、バトルシーンの中でも笑えるところもあって、シリアスだけコメディだけではないバランスで作られている作品だと思います」と答えてくれた。
川島は1期の放送が終了して配信で全話見られるようになったタイミングで、「まだ見たことがないという友達と一緒に、1話から一気見したのですが、あまりアニメを見ていないという友達が笑って見てくれるのを目の当たりにして、入りこみやすいコメディの面白さを実感することができました」と、「マッシュル-MASHLE-」の面白さを間近で実感できたエピソードを明かしてくれた。
そんな「マッシュル-MASHLE-」独自の面白さについて、上田からは「アフレコの時もすごく面白かったですが、(完成した作品では)音楽やお芝居などいろいろな要素が合わさっていて、(改めて聞かれると)何が面白いのかよくわからなくなっていますよね(笑)」と率直な意見を述べる。小林から「理屈じゃないんですよね」という合いの手も入り、「独特の世界観で、理屈じゃない面白さがこの作品ならではの魅力で、素敵だなと思います。マッシュくんがまわりにいるキャラたちの居場所を作ってあげることで、みんながちょっとだけ幸せになっていく感じもあって」とまとめてくれた。
石川は原作漫画自体もギャグとシリアスのメリハリがついている作品だという前置きから、TVアニメならではの魅力について語る。「漫画では自分のテンポ感やペースで読んでいくことができますが、アニメは映像のテンポで見ていくことになりますよね。作品ならではのテンポ感がアニメで生まれていて、改めてギャグシーンがあることでシリアスなシーンがよりカッコよく見えるなど、ギャップが魅力になっていると感じました。
マッシュがキメているシーンも、めちゃめちゃかっこいい。普段はふわっとしたキャラなのに、ヒーローっぽさが出ています。監督さんや演出さんがコントロールした間が映像に落とし込まれていて、作品の魅力が1つ増えたと思ってもらえたら嬉しいです」と語ってくれた。
最後に江口からもテンポ感に関連した魅力を挙げてもらう。「勢いですかね。マッシュはマイペースと言いますか、本人の確固たる時間軸の中で生きています。その中でまわりのキャラと掛け合うことでテンポ感が生まれて物語も進んでいくわけですが、そのマッシュの演技には繊細な力加減が求められていて。現場でも抑えるところは抑えていて、キメどころではキメるというさじ加減は、見ていても大変そうだなと思っていました。
そこがブレずに軸としてあることで、まわりにトルネードのように勢いが生まれて激しくなっていく。漫画を読んでいても感じたところですが、アニメではその勢いのあるエネルギーをより一層感じられたと思います」と、マッシュを中心とした作品ならではの勢いについて、見解を述べてくれた。
親しみやすいコメディとギャップあるシリアスシーンのバランスの良さが、今回のインタビューからも垣間見ることができるだろう。2期放送前にそのバランスに注目して1期を見ることで、新たな発見があるかもしれない。
マッシュル-MASHLE-
TVアニメ2期「神覚者候補選抜試験編」2024年1月6日(土)より放送
【公式HP】https://mashle.pw/
【X(旧Twitter)】https://x.com/mashle_official
【TikTok】https://www.tiktok.com/@mashle_official
(C)甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会
取材・テキスト/kato








