八木「『僕青はこういうこともできるんだ』『すごいな』って思ってもらえたらいいな」
僕が見たかった青空(以下、僕青)が12月19日、東京・NEW PIER HALLにて初めてのワンマンライブ「僕が観たかったワンマンライブ vol.0」を開催し、乃木坂46「制服のマネキン」のカバーをファンの前で初披露した。終演後にABEMAエンタメの取材に応じた八木仁愛は、リハやライブを通じて得たグループの手応えを明かした。
僕青は今年8月30日に1stシングル「青空について考える」でデビュー。「乃木坂46の公式ライバル」と銘打たれデビューしたが、これまでライバルとして何かをするということは、ほとんどなく、肩書きのみが独り歩きしていた。そんな中で、初めてのワンマンライブで乃木坂46の「制服のマネキン」をカバーすることが決まった。
センターの八木はプレッシャーを感じていた。僕青が楽曲を借りる立場である以上「制服のマネキン」、そして「乃木坂46」の名を汚すわけにはいかないからだ。
おそらく乃木坂46のファンの目にも届くであろう僕青の「制服のマネキン」。とはいえ、パフォーマンスによっては、「もう二度と見向きもしてくれない可能性だってある」。そんな危機感から、メンバーたちは自らを高め合うようになった。
八木はそんなリハを通じて前向きな気持ちになれていた。「(ライブに)乃木坂46さんのファンの方とかもいらっしゃると思うので比べられたりはするかもしれないけど、『僕青はこういうこともできるんだ』『すごいな』って思ってもらえたらいいな」と口にした。
迎えたライブ当日。アンコールでついに「制服のマネキン」がパフォーマンスされた。初披露のためか独特の緊張感も漂っていたが、観客からの大きな声援が彼女たちの背中を押し、見事にやり切ってみせた。
ライブで初披露した「制服のマネキン」ファンの声は?
ファンの目に僕青の「制服のマネキン」はどう映ったのか?
乃木坂46&僕青のファン(25歳)「最高でしたね。ちょっともう感無量……。制服のマネキンって乃木坂46にとっても大事な曲で、それをあんな形で披露して、なおかつ完璧なパフォーマンス、MVも見ましたけど、素晴らしかった」
乃木坂46&僕青のファン(27歳)「表情もすごく良くて、あとパフォーマンスもキレッキレでした。本家と同じくらいだと思いました」
乃木坂46&僕青のファン(21歳)「ダンスとかMVもだけど、本家の乃木坂46と同じことをやることで、追いつこうっていう気持ちがすごく伝わったのがいいかなと、ライブも見て改めて思った」
乃木坂46&僕青のファン(22歳)「AKB48の時の乃木坂46みたいに(乃木坂46は2012年に『会いたかったかもしれない』を発表。AKB48の代表曲『会いたかった』をマイナーロックアレンジでカバーし、話題となった)アレンジじゃなくて同じのをやるっていうのが…そこはもう炎上しちゃうなって正直本人たちも思うと思う。でもすごかったんで、なんか言われちゃうかもしれないけど、『良いって思っている人たちもいる』っていうのは知ってほしい」
終演後には涙を拭う八木の姿があった。
「ずっと気を張っていたんで安心しちゃって…でも楽しかった。『制服のマネキン』を披露する時に、『わぁ!』って歓声が上がったのが、すごくうれしかったというか、否定されなかったのもうれしいなって。『制服のマネキン』が、私はもともと好きだったし、生駒(里奈)さんをすごく尊敬していて、あの唯一無二の感じとか、かっこいいなって思っていて。MVを撮って見比べた時に、『やっぱり自分違うな』って思ったところがあったので、そこが結構引っかかっていたので、終わってちょっと安心しました」
ひと時かもしれないが、センターの重圧から解き放たれたことに、ほっとして涙があふれたようだ。そんな八木に乃木坂46の背中を追いかけてきた1カ月間を振り返ってもらった。
「乃木坂46さんの偉大さもわかったし、すごくいろいろ学ぶ1カ月だったなって、思っています。不安もたくさんあったけど、やったことに悔いはないし、(グループに)一体感がすごく生まれました。一人一人の意識も上がったし、また一歩成長したんじゃないかなって思っています」(『ABEMA NEWS』より)
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