一連の「自民党パー券裏金疑惑」をめぐって、注目を集める「赤旗砲」。その仕掛け役となった「しんぶん赤旗 日曜版」の山本豊彦編集長に話を聞いた。
【映像】岸田派も?裏金疑惑“不記載”の証言
しんぶん赤旗 日曜版は、1年以上前にパーティー券疑惑をスクープし、神戸学院大学の上脇博之教授と連携して、「パー券問題」を追いかけていた。上脇教授による刑事告発を受けて、東京地検特捜部が捜査に乗り出した結果、他社も報じ始めた経緯がある。
最新のしんぶん赤旗 日曜版(12月24日号)では、「岸田派裏金はもっと闇」と題して、パー券問題を取り上げている。自民党の派閥では、これまで安倍派や二階派がキックバック分の不記載で、東京地検の強制捜査を受けている。しかし山本編集長は、「岸田派も3年間で約2000万円余のパーティー券収入を記載していないと言われている」と説明する。
「中身は知られていなくて、岸田さんも自分とは関係ないふりをしているが、我々の独自調査の中で『領収書をもらっていない分を不記載にした』という証言が取れている」(しんぶん赤旗 日曜版・山本豊彦編集長)
今回の紙面では、派閥と政治団体、どちらの収支報告書にも載っていない「まったくの闇」を取り上げたという。山本編集長は、岸田派への捜査については「検察の仕事」としながら、「少なくとも国会の場で、国民に説明すべき」と語った。
また最新号では、パーティー券の購入者数をねつ造した疑いを示す「疑惑の方程式」を取り上げている。この続報についても「引き続き取材している。新年の合併号でデカくやりたい」と、山本編集長は意気込んだ。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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