韓国のオーディション番組『UNIVERSE TICKET』第9話にて、練習生同士で投票して脱落者を選ぶという残酷な方法に、練習生たちから悲鳴が起こった。
【映像】脱落者に選ばれた24歳練習生、練習をサボる問題シーン(23分頃~)
『UNIVERSE TICKET』は、韓国SBSが総製作費100億ウォン(約11億円相当)をかけて送る初のガールズグループオーディション番組。世界中から集まった82人の参加者がミッションに挑戦している。練習生たちはそれぞれ上からP、R、I、S、Mの5ランクに割り振られ、Pレベルに到達し最終メンバーとして残った8人が、デビューグループのメンバーとなる。
「一生懸命練習していない感じがした」脱落候補1位に
ファイナルを目前に控えた「UNIT STATION」のステージ。新曲ミッションではユニコン(審査員)、プロデューサー、そして練習生による投票で脱落者が発生する。本番を間近に控えた中間評価の日にも練習生による予想脱落者の投票が行われ、なんとそれぞれが選んだ脱落者とその理由を話す様子までもが、全員に映像で公開されるという、残酷な展開となった。
あまりの気まずさに練習生たちが悲鳴を上げるなか、多くの練習生が脱落者として名前を挙げたのは、中国出身の24歳・ヨナ。ナナはヨナを選んだ理由を「パートが1箇所しかなくて、ダンスの実力を見ると少し実力不足ではないかと思って選びました」と話し、そのほかにも「ステージを見た時、あまり記憶に残らなかった」「一生懸命練習していない感じがした」「練習中にスマホばかりいじっているし、お菓子を食べていたり、集中できていなかったのかなと。年上なので注意もしづらい」などの理由が練習生たちから挙げられた。
ヨナは「衝撃でした。あんなにたくさんの人から選ばれると思っていませんでした。悔しい気持ちもあります」と呆然とした様子で話す。そして迎えた本番のステージ。ヨナは新曲「Dream of girls」を披露する前に、「ベストを尽くして、メンバーたちの選択が間違いだったということを証明したいです」と意気込む。しかし12人でステージを披露していくなか、ヨナのパートは少なく、そこでもあまりアピールできないまま、パフォーマンスを終えた。
ユニコンのキム・セジョンは「こうした大人数のグループのステージを見ると、パート分けに従って視線が行く人と行かない人で分かれてしまいます。そのせいか、正直ヨナさんのステージが残念でした。ヨナさんのパートが来るのをずっと待っていたのですが、その時さえもしっかり実力を発揮できていなかったようで残念でした」と厳しい評価を下した。
結果、ユニコンと練習生たちによってヨナは脱落候補に選ばれてしまい、脱落が決定。ヨナは「皆さん、本当にありがとうございました。これからもっと素敵な姿をお見せしますので期待してください。人生でとても大きな経験でした」とコメントし、舞台を降りてからも「この番組は人生の中で大きな部分を占めました。いい思い出しかありません」とすっきりしたような表情で語っていた。
「UNIVERSE TICKET JAPAN OFFICIAL SITE」公式HP:https://www.unv-jp.com