韓国のオーディション番組『UNIVERSE TICKET』第9話にて、日本人練習生のナナが“過去最強の難易度”の新曲に涙を流すも、本番で見事なスター性を見せた。
【映像】“過去最強の難易度”を歌いこなす16歳練習生(25分頃~)
『UNIVERSE TICKET』は、韓国SBSが総製作費100億ウォン(約11億円相当)をかけて送る初のガールズグループオーディション番組。世界中から集まった82人の参加者がミッションに挑戦している。練習生たちはそれぞれ上からP、R、I、S、Mの5ランクに割り振られ、Pレベルに到達し最終メンバーとして残った8人が、デビューグループのメンバーとなる。
「他の人よりもはるかに劣っています」と言われて泣き崩れ…
日本でアイドルグループ・PRIKILのメンバーとして活動する16歳のナナ。実力も人気も高く、1次昇級式では見事全体1位を獲得している練習生だ。ファイナルを目前に控えた「UNIT STATION」のステージで、ナナは「Dream of girls」チームに所属。夢を追う少女たちの物語を描いた、幻想的で切ない楽曲だ。練習生たちも曲の魅力に沸き立ちつつ、音域が高い楽曲の難しさに直面し、「難しくて頭が真っ白になりました」と口々に話す。
ナナも高音に苦戦し、練習室で繰り返すもうまく出すことができず、オ・ユナと「過去最強の難度。キーも高いし、難しい…」「だよね?」と不安を共有。トレーナーによるボーカルレッスンでも、「声の出し方を逆にしてみて」と指導されてしまう。
そして迎えたレコーディング。ナナの声は自信なさげで、何度やり直しても歌いこなすことができない。プロデューサーからは「あらま…」「もう少し自信を持って。力は抜けてもいいので、音程を合わせてね」との声がこぼれる。結局ナナだけOKが出ずにレコーディングが終了。ナナは「練習しましたか?なのになんで?練習したとは思えない。他の人よりもはるかに劣っています。このままだとパートは任せられない」と詰められてしまい、ナナは泣き崩れる。
ペ・ハラムは「胸が痛くなりました。ナナが泣いているのを見てつられて泣きそうになりました。ナナはすごく練習を頑張っていたので…この曲の全体像を見た時に正直ナナが一番よく似合っていると思いました。自信さえ持てばうまく表現できると思います」と話す。ナナはひとしきり泣いたあと、いつものポジティブさを取り戻し、「絶対にやりたいので一生懸命練習します!歌もダンスももっとうまくできるように頑張りますので、待っていてくださいね」と笑顔で練習に向かった。
本番のステージでは、Yシャツにプリーツスカートといった制服風の衣装をまとい、メンバー11人がステージに登場した。ナナは練習で見せた不安な表情はどこへやら、堂々とした表情でステージに立ち、ラップパートもキレよくこなしてみせる。そしてブリッジパートのソロでも楽曲の切なげなムードを見事に表現し、エースの貫禄を見せた。
キム・セジョンは「ナナさんは本当に、どんなパートを与えられても全て自分のものとして消化しますね。特に今回はラップだったのですが、歌詞が正確に伝わってきましたし、表情もよかった。この曲はメロディーがパワフルですが、実は歌詞は意外と儚くて切ない内容です。それらすべてをうまく表現していたのはナナさんとユナさんでした」と絶賛した。
「UNIVERSE TICKET JAPAN OFFICIAL SITE」公式HP:https://www.unv-jp.com