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【映像】生贄の血を捧げる祭の衝撃シーン
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 ナスDがネパール最大のお祭り「ダサイン」に密着。生贄の血を捧げる血と殺戮を好む戦いの女神・カーリーという存在に迫った。

【映像】生贄の血を捧げる祭の衝撃シーン

 テレビ朝日にて毎週日曜朝11時より放送されている『ナスD大冒険TV』(※一部地域を除く)。1月14日の放送回では、「登山家の料理人 カンツァさんのお料理手帖〜第三巻〜」が届けられた。これはナスDが天空のヒマラヤ部族を取材した際に、カンツァさんが作った絶品料理のレシピをまとめたもの。なお、ABEMAでは「アベマオリジナル」と題したノーカット版が配信されている。

 ネパールで取材を続けていると、ヒンドゥー教徒最大のお祭り「ダサイン」が開催されていて、この日は生贄の儀式が行われていた。元テレビ朝日で『ニュースステーション』にも携わった“伝説の辺境”ディレクター・大谷映芳氏は「(血と殺戮を好む戦いの女神)カーリーっていう神様が悪魔を退治した日なんだって。その動物を悪魔に見立ててる。ベジタリアンは代わりに大根を『悪魔』って言って切るんだって」と説明した。

 15日間に渡って行われる祭りのこの時期は、日本でいうお正月。休みになる企業も多く、年に一度の帰省ラッシュを迎える。祭りに合わせて、ボーナスが支給される会社も多く、街は年末商戦のような賑わいを見せる。都市部は近代的な様相だが、生贄を捧げるという文化は共通している。

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 ダクシン・カーリー寺院はネパールで最も生贄が捧げられると言われる寺院。ダサインは元々、母国の繁栄、生命力を高める為のお祭りという目的がある。その象徴である、女神・カーリーは“赤を好む”と言われ、生贄として動物の血を捧げるのが習わしなのだ。

 お寺で行われる生贄の儀式は「ヤギ:700ルピー(約700円)」。捧げられる動物はオスだけ。よく見ると、寺院近くの川が赤に染まっている。お寺から流れてきている血なんだという。女神の祝福を受けた生贄を、その後、ご馳走として食べると、カーリーのパワーが得られると信じられているそうだ。

 この生贄の儀式はお寺だけではなく、家庭ごとに自宅や道端で行うのが一般的。日本ではまず見られない光景に視聴者は「異国の祭りの文化をここまで丁寧にしてるのは本当に貴重」「毎回知らない情報が知れる番組だ…」「こうやって異国の文化を取り扱ってくれると学べる」などの声がX(旧Twitter)に寄せられている。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)

ナスD大冒険TV
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