ヒマラヤ・ドルポ地方を取材中のナスDは川沿いでヤギを解体している現地民に遭遇。解体した直後の肉を直火焼したものを食し、「美味ぇ!」と絶賛する一幕があった。
テレビ朝日にて毎週日曜朝11時より放送されている『ナスD大冒険TV』(※一部地域を除く)。1月14日の放送回では、「登山家の料理人 カンツァさんのお料理手帖〜第三巻〜」が届けられた。これはナスDが天空のヒマラヤ部族を取材した際に、カンツァさんが作った絶品料理のレシピをまとめたもの。なお、ABEMAでは「アベマオリジナル」と題したノーカット版が配信されている。
ネパールで取材を続けていると、ヒンドゥー教最大のお祭り「ダサイン」が開催されていた。撮影隊はドルポで行われている祭りの様子を撮影することに成功した。
この日は生贄の儀式が行われていた。元テレビ朝日で『ニュースステーション』にも携わった“伝説の辺境”ディレクター・大谷映芳氏は「(血と殺戮を好む戦いの女神)カーリーっていう神様が悪魔を退治した日なんだって。その動物を悪魔に見立ててる。ベジタリアンは代わりに大根を『悪魔』って言って切るんだって」と説明した。
ナスDの目の前ではヤギの解体が行われているところに遭遇したが、「生きることっていうのはこういうことですからね。南米アマゾンとか取材しているからか、こういうのをちゃんとできる人を残酷なんじゃなくて、ちゃんと肉にして美味しく食べられる人って理解をしています。(そしてこれは)自分にできることではない」と語る。
手際のよい解体作業は、首を落としてから20分ほどで終了した。女神の祝福を受けた生贄を、その後、ご馳走として食べると、カーリーのパワーが得られると信じられているそうだ。ここで、胸付近の脂身を直火焼きし、なんと現地民の方々は、味付けなしで食べるという。
ナスDは現地の人にそのお肉を分けてもらい、試食すると「すごい美味しい!胸の部分の肉についている脂の部分は、シロコロホルモンみたい。何も味付けしていないのにすごく美味しい」と絶賛した。
その後も現地の人と一緒になって試食を続けるナスD。フレッシュなヤギ肉はよほど美味なのか、「うんめぇ!ぶっちゃけ肉としては相当美味しいです」と絶賛しつつ「ここの胸肉美味しいから、(現地の人たち)勝手に食べちゃってるんでしょうね」と笑っていた。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)