『GTO』『女王の教室』『家政婦のミタ』で知られる名脚本家・遊川和彦によるオリジナル連続ドラマ『アイのない恋人たち』第2話では、自らを「何の取柄もないつまらない女」と評価するアラサー女子が、親の敷いたレールから思い切って脱線。トンデモ行動に打って出る。
本作はSNSやAIが発達した2024年の東京を舞台に、恋愛偏差値が低いアラサー男女7人が、ワケアリな恋愛観や家族の問題を抱えながらも織りなすラブストーリー。「愛がない」「見る目（eye）がない」「自分（I）がない」…。福士蒼汰、岡崎紗絵、本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣、佐々木希ら人気&実力を兼ね備えた豪華キャスティングで令和時代ならではの大人の恋愛物語を紡いでいく。
近藤奈美（深川麻衣）は、区役所の戸籍課で婚姻届を提出したカップルの写真を撮り、他人の幸せを見届ける日々を送っていた。そんなある日、母が結婚相談所で奈美の見合い相手を一方的に決めてきたことが判明。
お節介な母親の行動にうんざりする奈美だったが、母からの「子供を持つなら早い方が楽。40歳で子供を産んでごらんなさい。その子が10歳になるときあなたは50歳よ？50歳で元気に走り回る子の面倒を見るのはきついわよ！」との言葉にぐうの音も出なかった。
運命の相手を探すために、奈美はマッチングアプリを始める。すると大勢がドタキャンした合コンで2人きりになったことのある雄馬を発見。お調子者感溢れる無邪気なプロフィールに笑顔がこぼれた奈美はついメッセージを送ってしまい、一緒に食事をすることに。
雄馬と再会したその席で、奈美は「結局、親が喜んでくれる人と結婚するのが一番かなって。相手は高収入高学歴だし、わたしみたいな何の取柄もないつまらない女が幸せになるにはそうするしかない」と母親の指示に従ってお見合い結婚することを告げる。
これに雄馬は、自らを卑下する奈美の考え方に怒り心頭。「自分で自分の価値を下げてどうするんだ。自分の悪いところばかり見ていないでどう変われるかを考えろ。あんたがやっているのは口を開けて親鳥の餌を待つ雛と一緒。親の言う通りに見合い結婚してハッピー？冗談じゃない。愛ってそんなもんじゃないだろ」と激怒する。痛いところを突かれた奈美は「どうしてそんなことを言われないといけないの！」と席を経ち、喧嘩別れとなった。
それからしばらくして、奈美の働く区役所になんと雄馬が駆けつける。「どんな食べ物が好き？どんなスポーツが好き？好きな色は？好きな季節は？好きな映画は？」と矢継ぎ早に質問。戸惑う奈美に前回の再会時の出来事を謝罪し、「つまんない女なんかじゃないと思った！」と奈美の区役所での働きぶりを見て印象が激変したと告白する。
雄馬の不器用な真っすぐさに感動した奈美は「カニカマ！夏！アマリリス！スケート！ピンク！竹内まりや！インコ！笑う門には福来る！」と自分の好きなものを羅列。「どうしてそんなにすらすら出るの？」と驚く雄馬に、「だってあれからずっと考えていたから」と涙を浮かべながら答えた。
親がセッティングした見合い当日。奈美は何も準備をしてない。娘の反抗的態度に衝撃を受ける母に対して「お母さん、私お見合いしない。好きな人が出来た」と力強い眼差しで伝えるのだった。玉の輿見合いを、まさかのドタキャン。この様子に視聴者からは「おお奈美さん惚れちゃったかー」「幸せになってほしい！」の声があがっている。今後の奈美と雄馬の恋の行方に注目だ。
