『GTO』『女王の教室』『家政婦のミタ』で知られる名脚本家・遊川和彦によるオリジナル連続ドラマ『アイのない恋人たち』。第2話にして、ワンナイトを繰り返すモテ男・福士蒼汰が本気の告白。一体誰にいつどんなタイミングとどんなシチュエーションで想いを告げるのか。
本作はSNSやAIが発達した2024年の東京を舞台に、恋愛偏差値が低いアラサー男女7人が、ワケアリな恋愛観や家族の問題を抱えながらも織りなすラブストーリー。「愛がない」「見る目(eye)がない」「自分(I)がない」…。福士蒼汰、岡崎紗絵、本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣、佐々木希ら人気&実力を兼ね備えた豪華キャスティングで令和時代ならではの大人の恋愛事情を紡いでいく。
マッチングアプリを使ってワンナイトラブを繰り返す売れない脚本家の久米真和(福士蒼汰)は、ブックカフェを経営する今村絵里加(岡崎紗絵)と出会う。自分の書いた脚本を読ませると「主人公のセリフが全部自分に言われている気がして…。毎日辛くても自分を信じていればいいと勇気が出た。明日も仕事頑張ろうかなと元気が出た。だから映画になったら絶対に観ます」と感涙。
絵里加に愛おしさを感じた真和は思わずキスをしてしまう。だが次の瞬間、絵里加から「体が目的か!」と思い切り突き飛ばされて「このクズ野郎!あんたなんかに人を幸せにする脚本なんか絶対書けないから」と言い放たれてしまう。
しばらくしてテレビ局から棚ぼた式で連続ドラマの脚本を任せてもらえることになった真和。しかし絵里加から言い放たれた言葉が脳裏から離れず、一行も書くことが出来ない。しかも謝罪のために再会しようかどうか悩んでいるうちに、絵里加はアプリを退会。連絡を取るすべがなくなってしまう。
そんな窮地を高校時代の初恋相手・稲葉愛(佐々木希)が救う。SNSを駆使して絵里加が経営するブックカフェを突き止めてくれたのだ。店を訪れた真和は、絵里加から「あなたも体が目的なのかと思って悲しかった」といきなりキスされた際の心情を打ち明けられる。
その言葉を聞いた真和は、言い訳をせずに店を立ち去ろうとする。すると急に絵里加が「あなたには絶対に書ける!」と絶叫。驚く真和に「あなたの脚本に励まされたのはウソじゃない。あなたなら絶対書ける!てか書け!自分を信じて、私たちを励ます物語を」と力強く告げる。偽りのない絵里加からのエールに焚きつけられた雄馬は全速力でダッシュ帰宅。一気に脚本を書き上げるのだった。
プロデューサーからOKをもらった真和は、その報告のために絵里加のブックカフェを再訪。ところが絵里加は「あたなと私は恋愛対する価値観が真逆。私は恋愛経験が一度もない。だからあなたみたいにインスタントに人を愛せず、時間がかかるんです。こんな面倒くさい女に関わっている暇なんてないだろうし、早く私のことを忘れてほしい」と真和を拒絶する。
すると真和は、絵里加が脚本を読んで泣いてくれたことが嬉しくてキスをしてしまったと打ち明け、「愛おしいと思って勝手に体が動いた」と告げる。「いいっていわれるまで指1本触れないから、話をしたり、出かけたり、同じ時間を過ごすだけでいい。そっちの心の準備が出来るまで。だからまた会えないかな。今村絵里加さん」と告白するのだった。恋愛に対する価値観が真逆の恋は果たして成立するのか?今後の動向に注目だ。