オーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』に出演中の元アイドル・福田未来(29)ら5人の出場者で結成されたチームが、昭和54年のヒット曲メドレーをディナーショースタイルで披露。今回の放送で最高得点となる91点を叩き出し、準決勝進出に前進した。
【映像】スゴすぎるハーモニーを響かせたステージ(48分頃~)
日韓共同で新たな歌姫を発掘するオーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』#7が、1月26日(金)夜6時よりABEMAにて放送された。
『トロット・ガールズ・ジャパン』とは
『トロット・ガールズ・ジャパン』は、韓国で絶大な人気を誇る音楽ジャンル「トロット」をテーマに、新たな日本の歌姫を発掘する国内初のオーディション番組。「トロット」は日本で言う“懐メロ“のイメージに近く、オーディションの出場者たちは昭和から平成にかけての名曲を歌唱する。出場者の年齢は12歳から50歳までと幅広く、事前審査を通過した54組57名が予選に参加。優勝を勝ち取った者には賞金1000万円(+追加賞金)が授与される。
本戦3次に駒を進めた20人の出場者たちが挑むのは、ディナーショー風のパフォーマンスを披露する「ディナーショー・ミッション」。チームで昭和の名曲メドレーを歌唱するメドレーミッションと、チームの代表者1名が歌うソロミッション、2つのラウンドでの合計得点が高い2チームが準決勝への切符を掴む。
ソロもハモリも聴きごたえ抜群!満点をつける審査員が続出
本戦3次では、20人の出場者たちが5人1組のチームを結成し、初めにメドレーミッションが行われた。チームのリーダーを務めるのは、本戦2次での得点が高かった上位4人の出場者たち。MVPにも選出され、本戦2次を1位で通過した福田のチームメンバーは、歌心りえ(50)、川崎愛香里(23)、寿理(17)、キム・ソヒ(29)という顔ぶれに。なお、当初福田のチームに加入予定だった陽真(20)は、オーディションを辞退。繰り上げ合格となったキム・ソヒがチームに参加した。チーム名は、キム・ソヒが韓国出身であることにちなみ、韓国語で「風」を意味する「パラム」という言葉を取り入れ、「美・パラム(実際の表記はハングル)」と名付けられた。
今回、福田ら5人が歌唱したのは、昭和54年のヒット曲メドレー。初めにカバンを持った歌心が1人でステージに現れ、空を見上げるように視線を斜め上へ。ここで1曲目「異邦人」(久保田早紀)のイントロがスタートし、同曲のオリエンタルな雰囲気に合わせ、ダンスも披露された。福田、川崎、寿理、キム・ソヒの順にソロで歌い上げ、2曲目「海岸通」(イルカ)に移ると、今度は歌心が最年長の貫禄を感じさせる歌声で魅了。冒頭の2曲で1人1人の個性をしっかりアピールした。
そして「私のハートはストップモーション」(桑江知子)に続いて歌唱した「September」(竹内まりや)では、福田、歌心以外の3人が客席へ。ステージに残った福田と歌心のデュエットを中心に曲が進行し、2人で美しく声を重ねた。
その後は、寿理のハスキーな歌声を活かした「DESTINY」(松任谷由実)、福田とキム・ソヒの色っぽい表現が光る「美・サイレント」(山口百恵)と、メンバーそれぞれに見せ場を作ったステージが続き、「アメリカン・フィーリング」(サーカス)でフィナーレへ。歌いながら全員で客席に降りると、観客に花を配布。調和のとれたハーモニーを響かせながら、観客と一緒に花を振り、一体感のあるパフォーマンスを展開した。
審査タイムでは、10点満点をつける審査員が続出し、「美・パラム」の合計得点は91点に。この時点で4チーム中3チームが歌唱を終えていたが、90点を超えたチームは他になく、暫定1位に躍り出た。メンバーたちは抱き合って喜びを爆発させ、嬉し涙を流す者も。審査員長の松崎しげるは「福田さんと歌心さんが一緒に歌うデュエットは、ものすごく胸に刺さってくるし、川崎さんのソロもすごくいいし、キムさんが出てきて歌うと、すごくショーアップするんですよ」「それと今日寿理ちゃんが、お姉さん方に負けず劣らず、とても良いパフォーマンスでした」と1人1人の名前を挙げて絶賛。
韓国のトロット歌手、シン・ユは「1人1人、本当にいいボイスで魅力的でした」と評価しつつ、「ソヒさんのプレッシャーが半端じゃなかったと思います。他のメンバーの力でソヒさんをサポートして、ここまで良いステージになったと思います」と、繰り上げ合格でチームに参加したキム・ソヒと、彼女を支えたメンバーたちを称えた。
さらに、モデル・俳優の古畑星夏も「歌心りえさんがバッグを持ってきたところでもう心を掴まれて、このチーム絶対何かすごいことしてくれるんだろうなって伝わってきたのと、本当にストーリー性が素晴らしいなと思って。もう1回お金出してでも観たいなと思わせてくれるような素晴らしいステージだと思ったので、10点つけさせていただきました」と褒めちぎっていた。