今、「マルハラ」という新たなハラスメントが注目されている。
【映像】「w」「笑」20代に聞いた、正解はどっち?
「承知しました。」という一見、何の変哲もない表現が若者たちにとっては淡々としすぎていて、怒っているように感じられるという。これは「マルハラ」と呼ばれ、若者たちにとっては「。」が怖く、新しいハラスメントになっている。また、「連絡ください。」「すぐ来てください。」「はい。」など、最後に「。」がついた文面も怖いと感じているようだ。
心理学が専門の明星大学大学院・藤井靖教授は「LINEとかコミュニケーションアプリの特徴って連続的にトークがずっと残っているというコミュニケーションの特性がある」と話す。
「連続性を有するコミュニケーションを前提とした媒体に育ってきていると、句点が入ることはバスッとその連続性みたいなものが断たれて、関係が切られたような感じがしたり、これは何か厳しいことをしっかり言われているみたいな、そういう感覚にとらわれるんだと思う」(明星大学大学院・藤井靖教授)
こうしたコミュニケーションツールでの表現について、現役大学生でタレントの小浜桃奈は、句点や記号など何もつけない「わかりました」は「一番何を考えているかわからないと若者は思ってしまう」と説明。句点をつける「わかりました。」については「怒ってると受け取られてしまう。冷たい、怒ってる、冷めてる、もう会話が終了という意図なのかなと。ちょっとマイナスに受け取られがち」と見方を示した。では何が正解なのか。小浜は記号のビックリマークをつけた「わかりました!」が最も好印象だと語った。さらに絵文字や長音記号の使い方にも注意が必要だという。
「(絵文字の)赤いビックリマークがあるんですけど、この赤いのは一番ダメです。ビックリマーク界の中で一番若者に怖がられている。『わかりました〜』は、やる気がなくなっちゃったのかなと思う。『わかりましたー』は眠くなっちゃった、疲れちゃった、もう会話したくなくなっちゃったのかなと思ってしまう」(小浜桃奈)
また、小浜によると現代の学生は「文章を打たない」という。「用があればすぐに電話。話したいことがあったら、みんな電話です。LINE電話で」と若者のコミュニケーションスタイルの変化にも触れた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
■Pick Up
・【インタビュー】ABEMA開発担当者が目指す“ユーザーフレンドリー”な広告体験とは
・【ABEMA】スポーツマーケティングにおける“ライブ特化型広告”の強みとは