反町隆史主演のドラマ『グレイトギフト』第3話が、2月1日(木)夜9時〜テレビ朝日系にて放送。津田健次郎演じる心臓外科医・郡司博光が、同期の病理医・藤巻達臣(反町)を裏切る展開を迎え、視聴者から反響が寄せられた。
ドラマ『グレイトギフト』は、主演・反町隆史×脚本・黒岩勉という、数々の話題作を生んできた2人がタッグを組んで贈る、完全オリジナルのサバイバル医療ミステリー。うだつの上がらない大学病院の病理医・藤巻達臣(反町)が、“完全犯罪の殺人”を可能にする恐ろしい球菌「ギフト」を発見したことで、院内の熾烈な権力争いに巻き込まれていく姿を描く。
前回、郡司は不倫関係にある看護師長・鶴下綾香(片山萌美)から情報提供を受け、藤巻と理事長・白鳥稔(佐々木蔵之介)の間に何が起こっているのか、真実に気づき始めた。そして今回、郡司は、患者らと談笑する白鳥を少し離れた場所から眺めながら、隣に立つ藤巻に「おそろしいな。あれで人殺してるなんて」とかまをかける。黙っている藤巻の姿を見て、郡司は白鳥が殺人に手を染めていることを確信したのだった。
その後、郡司は藤巻に「謎が解けたんだ。なんでお前が教授になるのか」と切り出し、藤巻が培養した殺人球菌「ギフト」を使用し、白鳥が奥野前理事長を殺害したこと、妻の主治医である白鳥に逆らえず苦しんでいることなどを言い当てた。藤巻は「何のことですか?」ととぼけたが、郡司は自身の推理が正しい前提で話を進めていく。尊敬している白鳥に「これ以上、人殺しをしてほしくない」と言い、次に狙われそうな人物として、聖橋大学病院理事長・大泉篤(西岡徳馬、徳は旧字体)の名前を挙げた。さらに郡司は、今週末、白鳥が大泉の別荘に呼ばれており、自身もそこに参加すること、大泉は2年前に心筋梗塞を患っており、急性心不全に見せかけて「ギフト」で殺害するのに都合が良いことなどを説明した。
「お前も来い、藤巻。言ってたよな?命を救いたくて医者になったって。藤巻、俺とお前で命を救うぞ」。郡司からそう熱く説得され、藤巻は従うことに。週末、藤巻は白鳥、郡司と共に、大泉の別荘がある軽井沢を訪れた。飲食物に「ギフト」が混入される危険性が最も高まるのは、ゴルフの後に開催されるワイン会。しかし、白鳥はゴルフ終了後に急用ができたため、ワイン会には参加せず帰ることに。郡司と食事の準備をしながら、藤巻は「何もなかったですね」と安堵。続けて、白鳥のことを「心配しているんですね」と口にすると、郡司は「お前のこともだ。もし殺人に関与しているなら、一番苦しんでいるのはお前のはずだ。だから絶対に止めたかった。本当に毒殺事件に関わっていないのか?困っているなら俺に相談しろ」と、いつになく優しい言葉を並べた。
しかしこの後、事態は急変する。藤巻の対応に不満を覚えた大泉は、藤巻を「ボンクラ」と呼び、郡司に「白鳥くんによーく言っておきなさい」と指示。すると郡司は「承知しました」と返事をしつつ、「ですが、ボンクラにはボンクラなりの使い道があると、白鳥が申しておりました。こういう人間がいると、相手を油断させることができると」「たとえば、まさに今のような時です」と続けた。
郡司の真意に気づき、藤巻は「大泉先生、ワイン、飲まないでください!」と叫んだが、手遅れだった。大泉は苦しそうな表情をした後、その場に倒れ込み、右頸部には「ギフト」が使用された証である黒ずみが。藤巻が「最初から郡司先生は殺すつもりで?」と尋ねると、郡司は「ああ、お前がギフトを培養していると気づいて、白鳥理事長に伝えた。俺がいたほうが、ギフトをもっと上手く使いこなせるってな」と種明かし。「午後4時18分、急性心不全にてお亡くなりになりました」と淡々と口にする郡司の横で、藤巻は呆然とうなだれていた。
郡司の冷酷な一面が明らかになり、視聴者からは「まじかよー!!!ツダケン!!!!」「ツダケンおおおいいぃ」「ツダケン真っ黒だった……」「悪ツダケンサイコー」「郡司先生、良い人かと思いきや…こ~わ……」といった声が寄せられていた。