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【映像】50歳シンガーが歌った美空ひばりの反戦歌
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 出場者の中で最年長となる50歳の歌心りえが、オーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』の準決勝で美空ひばりの「一本の鉛筆」を歌唱。「歌は心」をモットーに掲げる歌心ならではのパフォーマンスで審査員の心を掴み、暫定1位に躍り出た。

【映像】50歳シンガーが歌った美空ひばりの反戦歌

 日韓共同で新たな歌姫を発掘するオーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』#9が、2月9日(金)夜6時よりABEMAにて放送された。

『トロット・ガールズ・ジャパン』とは

 『トロット・ガールズ・ジャパン』は、韓国で絶大な人気を誇る音楽ジャンル「トロット」をテーマに、新たな日本の歌姫を発掘する国内初のオーディション番組。「トロット」は日本で言う“懐メロ“のイメージに近く、オーディションの出場者たちは昭和から平成にかけての名曲を歌唱する。出場者の年齢は12歳から50歳までと幅広く、事前審査を通過した54組57名が予選に参加。優勝を勝ち取った者には賞金1000万円(+追加賞金)が授与される。

 準決勝まで勝ち進んだのは、14人の出場者たち。今回は美空ひばり、越路吹雪、テレサ・テン、山口百恵の名曲を、自分のスタイルで歌い上げる個人戦が行われた。採点は、審査員(審査員長代理の船山基紀のみ40点満点、ほか1人20点満点)と一般審査員(1人1点)が担当。点数の高い上位5人が決勝戦に進出することができる。

歌心の魅力が詰まった「一本の鉛筆」満点の審査員も多数

 21歳でデビューし、「歌は心」をモットーに歌い続けて30年。抜群の歌唱力で準決勝まで勝ち進んできた歌心だが、本人いわく、まだ納得のいくレベルには到達していないのだという。インタビューの中で歌心は「本当にこの人の歌を聴いて涙が出るとか、笑顔になれるとか、私の中ではまだまだ遠いというか。掴みきれていないです」と吐露していた。

 50歳を迎えてもなお、挑戦をやめない歌心。オーディションという厳しい環境に自ら飛び込み、慣れないダンスにも挑戦してきた。チームの仲間たちからも刺激を受けながら、1つ1つのステージに全力を注ぎ、ついに掴み取った準決勝の切符。歌唱曲「一本の鉛筆」は、経験豊富な歌心にとっても「非常に難しい曲」とのこと。歌唱前、歌心はこの曲の世界観をどのように表現するか、今も迷っていることを明かしつつ、「一言一言を大切に、みなさんに伝わるように歌っていけたら」と意気込みを語った。

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 曲の冒頭、歌心が澄んだ歌声を響かせると、一瞬にしてステージが彼女の色に染まった。一言一言が心に染み入るような、豊かな表現力は今回も健在。反戦歌であるメッセージ性の強い同曲に、歌心ならではの魅力を重ね、観客の心に響くパフォーマンスを展開した。

 20点満点をつける審査員も多く、歌心は合計185点(一般審査員の点数は未加算)を獲得。この点数は、今回の放送で歌唱した出場者8人の中で最も高く、暫定1位となった。審査員を務めた、元宝塚歌劇団員で俳優・タレントの遼河はるひは「美空ひばりさんとは違う歌心さんの透き通る声と、子どもの頃に聴いていた懐かしい感じが、歌心さんならではの曲に仕上がっていて、満点にさせていただきました」と絶賛。

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 音楽プロデューサーの鎌田俊哉も、オリジナリティあふれるパフォーマンスを高く評価し、「美空さんのコピーではなく歌心さんの世界で、ちゃんと言葉が伝えられていて、新しい時代の『一本の鉛筆』が見えた」とコメントしていた。

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トロット・ガールズ・ジャパン第9話
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