『GTO』『女王の教室』『家政婦のミタ』で知られる名脚本家・遊川和彦によるオリジナル連続ドラマ『アイのない恋人たち』。第4話では恋愛未経験の意識高い草食系男子・本郷奏多が、同僚・成海璃子からの交際申し入れを受け入れるのだが、モゴモゴと口ごもる様があまりにもピュアだった。
本作はSNSやAIが発達した2024年の東京を舞台に、恋愛偏差値が低いアラサー男女7人が、ワケアリな恋愛観や家族の問題を抱えながらも織りなすラブストーリー。「愛がない」「見る目(eye)がない」「自分(I)がない」…。福士蒼汰、岡崎紗絵、本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣、佐々木希ら人気&実力を兼ね備えた豪華キャスティングで令和時代ならではの大人の恋愛事情を紡いでいく。
同僚という関係から友人関係になり、カメの歩くスピードレベルで慎重にお互いの距離を縮めてきた淵上多聞(本郷)と冨田栞(成海)。電話口で栞から告白された多聞は、その返事をするべく栞と直接対面する。
交際の返答を待つ栞に多聞は「この前の返事なんだけれど…冨田さんは付き合うってどういうことだと思う?」と神妙な面持ちで問う。まさかの概念質問に「え?」と栞が困ると、「俺に…その…何を望んでる?」と緊張しながら質問理由を説明。
これに栞は「休みの日に私に一番に会いたいと思ってくれるとか、大切なことは一番に話してくれるとか」と答える。すると多聞はまた「ほ、ほかには?」と質問畳みかける。栞がまたも「え?」と驚くと、多聞は「精神的な繋がりがあれば…うーん…」と何かを言ってモゴモゴ。だが聞き返す栞に「な、なんでもない!」と多聞はチェリー過ぎる自らを恥じるかのように強く遮り、栞に対して「付き合ってください。冨田栞さん」とフルネームで告白するのだった。
しかしこのピュア過ぎるモゴモゴが仇となり、多聞の部屋を訪れた栞にとんでもない失敗を犯す。女性免疫ゼロの多聞の恋はどうなる…?