反町隆史主演のドラマ『グレイトギフト』第5話が、2月15日(木)夜9時〜テレビ朝日系にて放送された。心臓外科医・郡司博光(津田健次郎)が、看護師長・鶴下綾香(片山萌美)に加え、同期の病理医・藤巻達臣(反町隆史)の妻で元恋人の麻帆(明日海りお)とも不倫していたことが判明。その事実を藤巻が知り、修羅場展開を迎えた。
ドラマ『グレイトギフト』は、主演・反町隆史×脚本・黒岩勉という、数々の話題作を生んできた2人がタッグを組んで贈る、完全オリジナルのサバイバル医療ミステリー。うだつの上がらない大学病院の病理医・藤巻達臣(反町)が、“完全犯罪の殺人”を可能にする恐ろしい球菌「ギフト」を発見したことで、院内の熾烈な権力争いに巻き込まれていく姿を描く。
妻帯者でありながら、鶴下と逢瀬を重ねてきた郡司には、もう1人、心を寄せる女性がいた。それは、明鏡医科大学付属病院に入院する藤巻の妻で、自身にとっては担当患者であり、元恋人でもある麻帆だった。以前にも、郡司と麻帆の間に漂う親しげな空気感や、鶴下が2人の仲に嫉妬する様子などが描かれてきたが、今回初めて、不倫の事実が明白となった。
郡司が病室を訪れると、麻帆は周囲の目をはばかることなく、ドアの外まで駆け寄り満面の笑みでハグ。郡司は「おぉ、やめろよ」とやや動揺しながらも、その声はどこか嬉しそうだ。退院が決まった麻帆は「また会えるね、外で。春には旅行とかも行けるかな?露天風呂付きの箱根の宿。また行こう?楽しみ〜」とウキウキ。しかし、郡司が「藤巻が俺たちの関係に気づいている。急に病院を変わるように説得しろと言ってきた」と伝えると、麻帆は「私にも転院しろって言ってきたからおかしいと思ったの。あれは郡司くんに会わせないようにするためか」と表情を曇らせた。
藤巻が麻帆の病院を変えたいと考えたのは、郡司との関係に気づいたからではなく、白鳥稔(佐々木蔵之介)が主治医である限り、「ギフト」の恐怖が付きまとうためだった。しかし藤巻は、この時の郡司と麻帆の会話を病室の外で聞いており、結果的に不倫の事実を知ることに。病室のドアが少し開いていることに麻帆が気づき、藤巻を室内に招き入れた。
ショックを隠せない藤巻に、麻帆は追い討ちをかけるように「郡司先生とは、入院する前から付き合っていた。ごめんなさい」と自白。さらに「離婚したい」と伝え、記入済みの離婚届を差し出した。その後、修羅場と化した病室に、娘のあかり(藤野涼子)もやって来て、藤巻にとってさらに辛い展開が続く。あかりは「お母さんが元気で楽しく生きてくれればそれが1番」と離婚に賛成し、「郡司先生とお母さんのことも知ってる」と告白。「お父さんはずっと家族に興味がなかったでしょ?人間に興味がないんだよ。私がお母さんでも他の人に気持ちが移ると思う」と母親の不倫に理解を示した。
離婚の前にまずは別居する流れになり、藤巻は「家は私が出て行きます」と告げ、病室を後にした。麻帆たちの前では、冷静を保っていた藤巻だが、病棟から屋外に出ると発狂。「うわー!」と叫びながら走り、感情を爆発させた。その様子を病棟の窓から見ていたのが、郡司のもう1人の不倫相手である鶴下だった。藤巻に何があったのか、察した様子の鶴下は、急いで麻帆の病室へ。そして、親密な雰囲気の郡司と麻帆を目撃してしまい、物語は衝撃的な展開に進んでいくのだった…。