『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』のキャラクターを担う声優×舞台版俳優によるディビジョン別クロストークイベント「DIVISION CROSS TALK」。その第2弾シンジュク・ディビジョンメンバーによるトーク回が、2月16日に「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で生配信された。
【動画】ちょい見せ【シンジュク・ディビジョン】DIVISION CROSS TALK
舞台稽古中の俳優陣から役に対する前のめりな質問が数多く投げかけられ、大盛り上がりとなった今回のトーク企画。声優3人の関係性を問われた神宮寺寂雷役の速水奨からは、同業者という立場より親戚のおじさんと甥っ子のような関係、というほっこりトークも飛び出した。
さらに初対面だった俳優陣へも「今日初めて会ったとは思えない。もう生まれた時から知ってる」と声をかけるなど、速水がキャスト全員の“親戚のおじさん化”してしまう事態に。
クロストークに参加したのは、“麻天狼”の声優、神宮寺寂雷役・速水奨、伊弉冉一二三役・木島隆一。そして舞台版の俳優、神宮寺寂雷役・小波津亜廉、伊弉冉一二三役・安藤夢叶、観音坂独歩役・中下雄貴の5人。トークスタート時は緊張気味の俳優陣だったが、「今日は2人(安藤&中下)のかわいさを届けに参りました」と意気込む小波津に「リアル先生!」と木島が返したりと、すぐに和やかな雰囲気となった。
稽古中の俳優陣からさまざまな質問がぶつけられたのは「CROSS QUESTION」のコーナー。「それぞれのキャラクターの好きなところは?」という質問では、「胸にバラが刺さっているところです!」とはぐらかす木島に、「えー!? もっと(ちゃんとしたところ)お願いします!」とすかさず安藤が懇願。さらに、「金髪なところです!」「身長が179cmなところです!」とふざけるたびに、安藤が「えー!」と言いつつわざとらしくうなだれるなど、互いに息ぴったりの様子を見せた。
「シンジュク・ディビジョンの強さは?」という質問に“自由さ”と答えたのは速水。「3人ってヒエラルキーもなければ縛りもない。そういった3人が同じ方向を向くことで、自由さが“強さ”に変わっていく」と話すと、同じ寂雷を演じる小波津は「“自由さ”と言う言葉に、ハッとさせられました」と何度も頷いた。また中下も、「大人なディビジョンだけれど、ラフに遊びに行けたり自然体なところが魅力的。将来こんな大人になりたいという理想像だし、大好きです」と、自身の年齢よりも上となる麻天狼の関係性の魅力を語った。
続く「DIVISION RELATIONSHIP」では、互いの人間関係を関係図にしていくことに。6年以上同じディビジョンメンバーとして活動している声優陣の相関図作りには、観音坂独歩役の声優・伊東健人も事前アンケートという形で参加。速水からは「甘え」の矢印が向けられ、木島からは「頼りになる弟」とされた伊東は、速水を「もはや親戚」、木島を「つい頼ってしまう先輩No.1」と表現し、その年下らしい回答で会場を笑いに包んだ。
速水も伊東のことを「甥っ子です」と言うなどまんざらでもない様子で、「僕らあんまりお互いのことを同業者と思ってないよね」と発言。なんなら生まれた瞬間を見ていたぐらいの気持ちでいると話し、木島にも「健人のオギャーを聞いたんですか!?(笑)」とツッコまれていた。
そんなやりとりを見て「お3方のような関係性になれたらいいな」と感慨深げに呟いたのは小波津。俳優陣の相関図では、安藤のことを「真面目な次男」、中下のことを「可愛い末っ子」と表現し、年齢的には安藤よりも年上だがドジっ子的な一面がある中下と、周りの状況がよく見えているしっかり者の安藤のことを愛おしげに紹介した。また2人のことは本当の弟のように思っていると語ると、年下の2人はうれしそうにはにかんだ。
一方、安藤から「ハンバーグ大好き人間」と紹介されてしまった中下。「そんな紹介の仕方やめて!?」と慌てると、速水から「ちょっと、ハンバーグって大きな声で言ってみて」と無茶振りが。自身が演じる独歩ばりにフラストレーションを溜め「ハンバーーーーーグ!!!!」とシャウトすると、会場からは笑いと拍手が湧き起こった。
そんなサービス精神旺盛で、かつ勉強熱心な俳優陣3人に「今日初めて会ったとは思えない。もう生まれた時から知ってる」と声をかけた速水。6年連れ添った木島や伊東と同じように親戚のおじさん化すると、声優と俳優という垣根を超えた“大きな家族”としての絆が結ばれることとなった。