『GTO』『女王の教室』『家政婦のミタ』で知られる名脚本家・遊川和彦によるオリジナル連続ドラマ『アイのない恋人たち』。第6話では、福士蒼汰が仕事相手に対して激ギレし、脚本家の仕事を降りる一幕があった。
本作はSNSやAIが発達した2024年の東京を舞台に、恋愛偏差値が低いアラサー男女7人が、ワケアリな恋愛観や家族の問題を抱えながらも織りなすラブストーリー。「愛がない」「見る目(eye)がない」「自分(I)がない」…。福士蒼汰、岡崎紗絵、本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣、佐々木希ら人気&実力を兼ね備えた豪華キャスティングで令和時代ならではの大人の恋愛事情を紡いでいく。
絵里加(岡崎紗絵)と破局した久米真和(福士蒼汰)は、依頼を受けた連続ドラマの脚本執筆も遅々として進まなかった。そんな真和を見かねて、プロデューサーはchatGPTで作った脚本の内容をそのままパクればOKだとの助言をしてくる。
AIに手助けしてもらうなど、脚本家としてのプライドが許さない真和。なんとか自力で脚本を執筆するも、プロデューサーからは全編修正のダメ出し。改めてchatGPTの指示通りに脚本を修正するよう説得される。
不服そうな表情を顔に出してしまった真和は、プロデューサーから「なんだその顔は?自分の立場わかってる?」と詰められると「わかりました」とポツリと返答。これに気を良くしたプロデューサーが「明日までには頼むよ!」と喜んだ次の瞬間、真和は「辞めます、こんな仕事」ときっぱりと言い放つ。
まさかの宣言に驚くプロデューサーに「うんざりなんだよ、いつも役者の言いなりでモノを作る情熱もないくせに!力のない奴には偉そうなことばかり言いやがって!何がchatGPTだよ!」と激ギレし「そんなもんに頼って、たくさんの人を感動させる物語なんてできるわけねえだろ!」とテーブルに向かって乱暴に脚本を叩きつけるのだった。
啖呵を切ってテレビ局を後にした真和だったが、これでまた売れない脚本家としてアルバイトの日々に逆戻りだ。そんな折、高校時代の初恋の相手・愛(佐々木希)から「暇?デートしようよ」という連絡が入る。愛はセレブ中年男性との結婚を決めたばかり。そんな愛からのデートの誘いに乗った真和は一体何を語るのか?