『GTO』『女王の教室』『家政婦のミタ』で知られる名脚本家・遊川和彦によるオリジナル連続ドラマ『アイのない恋人たち』。第6話では、夢を諦めた男・福士蒼汰に岡崎紗絵&佐々木希が怒りのWビンタを放つ。
本作はSNSやAIが発達した2024年の東京を舞台に、恋愛偏差値が低いアラサー男女7人が、ワケアリな恋愛観や家族の問題を抱えながらも織りなすラブストーリー。「愛がない」「見る目(eye)がない」「自分(I)がない」…。福士蒼汰、岡崎紗絵、本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣、佐々木希ら人気&実力を兼ね備えた豪華キャスティングで令和時代ならではの大人の恋愛事情を紡いでいく。
プロデューサーの無礼な態度に激怒した久米真和(福士蒼汰)は、放送中の連続ドラマの脚本仕事を降板することに。脚本家という長年の夢を諦め、一般企業に就職するために面接の支度を始める。
すると連絡を絶ったはずの絵里加(岡崎紗絵)が真和の自宅に突撃。ときを同じくして高校時代の初恋の人・愛(佐々木希)も訪問する。2人とも真和が自らの手で夢を放棄したことを知り、怒り心頭だった。
リクルートスーツで二人の前に現れた真和が「そろそろ現実的にならないと」と告げると、絵里加は「あなたの唯一の良いところは沢山の人を感動させる物語を作れること。それを辞めてどうするの?」と詰めて、愛も「自分の夢を仕事に出来る人が世の中にどれだけいると思う?あんたはその幸運を捨てようとしている」と考え直すよう忠告する。
だが真和は「いい加減にしろよ!」とイラつきを隠さず、年上の金持ち男性と結婚する予定の愛に「自分のことを棚に上げて!夢から逃げているのはお前だろ!自分の息子を見捨てるような奴に言われたくねえんだよ!」と暴言。この言葉に爆発した絵里加は真和の頬をビンタして「言い過ぎ!謝って!」と謝罪を要求する。
これに真和は「あんたは誰も自分と結婚してくれないかもってビビってるだけだろ!」と絵里加を“口撃”。これに今度は愛が爆発し、真和の頬をビンタして「今の完全セクハラ入ってるよ!謝れ!このバカ野郎!私の初恋の思い出返せ」と激ギレするのだった。
絵里加と愛は真和のことを思って会いに来ただけなのに、真意が伝わるどころか複雑にもつれ合ってしまった関係性。恋も友情も、何もかも終わりなのか。彼らに明るい春は訪れるのだろうか。