『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』のキャラクターを担う声優×舞台版俳優によるディビジョン別クロストークイベント「DIVISION CROSS TALK」。その第4弾オオサカ・ディビジョンメンバーによるトーク回が、2月22日に「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で生配信された。
【動画】ちょい見せ【オオサカ・ディビジョン】DIVISION CROSS TALK
互いに質問をぶつけ合うコーナーでは、ライブを重ねるごとに絆が深まった声優陣がこれまでの活動を振り返ったり、白膠木簓を演じる声優の岩崎諒太と俳優の北出流星が役を構築していく上で同じ“感覚型”だという共通点を見つけたりと、芝居に関するテーマを熱くトーク。
一方、自身が演じる天谷奴零を紹介する際、延々宇宙の話をし出した俳優の喜史川大私に対して声優・黒田崇矢が「宇宙の話は今後早めにストップをかけよう」と笑顔で提案するお茶目なシーンも。
クロストークに参加したのは、“どついたれ本舗”の声優、白膠木簓役・岩崎諒太、天谷奴零役・黒田崇矢。そして舞台版の俳優、白膠木簓役・北出流星、躑躅森盧笙役・飯田寅義、天谷奴零役・喜史川大私の5人。最初こそ両者緊張した雰囲気の中で始まったイベントだが、トークが進むごとに俳優陣の面白ポイントが次々と露呈。お笑いの地・オオサカ・ディビジョンらしい爆笑の2時間となった。
それぞれのパーソナルな部分が見え出したのは、声優陣と俳優陣が互いに質問をぶつけ合う「CROSS QUESTION」のコーナー。「Q.自分が演じるキャラクターと似ているところは?」というお題では、5人それぞれが自身との共通点を出し合った。
舞台で簓を演じる北出は、「背丈が一緒、AB型、人見知りなし」と外見も内面も簓と共通点があり嬉しくなったと笑顔。また飯田は「誕生日が一緒なんです」と、同じ3月1日生まれの盧笙と運命的なものを感じたと話し、会場を沸かせた。
あとに続いた零役の喜史川は「椎茸が嫌いです」と共通点を挙げるも、前の2人よりも微妙になってしまった雰囲気に「なんか3人目に話すのが嫌なんですよね」と不満げな表情。その様子を見た黒田は「わかるよ! 3番目って困るんだよね。言うことなくなっちゃうから」と、喜史川のなんとも言えない気持ちを代弁した。
声優陣のターンで岩崎は、「人を笑わせることが好きってところは一緒。演じていくごとにどっちが簓でどっちが俺? となる」と、簓とのシンクロ具合に自分でも驚くことがあると語った。一方黒田は「いい人なのか悪い人なのかわからない風体。日常のファッション」とあまりにも似ている零とのビジュアルの共通点をピックアップ。
そんな2人の話を聞いていた北出は、「キャラクターとの共通点が見えてくると愛着が湧きます。そこから簓の心理を読み取ったり、どつ本のテンション感を感じ取っていくのが今本当に楽しい」と稽古真っ只中らしい感想を届けた。
岩崎もそんな北出の話に共感し、ディビジョンメンバー同士の繋がりやテンション感というものは「ライブを重ねるごとに高まっていった」と話す。黒田は「この作品って不思議で、他の作品を一緒に演じてきた人たちより、どんどん絆が深くなっていく」と、ラップを通じて“阿吽の呼吸”が生まれていったとこれまでの活動を振り返った。
そんな黒田から俳優陣に投げかけられたのは“役の構築の仕方”。俳優3人は、「最もインスピレーションを得られるのは曲を聴くこと。リリックに詰まっているものから読み取っていく」(北出)、「家の壁に“教師”と書いた紙を貼り、その周りに関連するワードを書き連ねていく」(飯田)、「零と同じように先のことを見据える実業家の人をよく見るようにしている」(喜史川)、と三者三様のアプローチ方法を紹介。
北出の「感覚型」、飯田の「刷り込み型」、喜史川の「分析型」と分類分けした岩崎は、「僕も耳から聴いてイメージを膨らませ、実際やってみて修正していくような感じ」と北出のような感覚派であると話す。黒田は「性格分析を先に行い、歩き方や酒の飲み方のイメージを作っていく分析型」とし、役者談議に花を咲かせた。
そんな芝居に対する熱い語り合いから一転、ディビジョン相関図で3人の関係性や魅力を掘り下げていく「DIVISION RELATIONSHIP」では、喜史川の面白エピソードトークが爆笑をさらった。まずは声優陣の相関図から見ていくことに。
岩崎は盧笙役の河西健吾のことを「実はボケたがり」だと話し、過去に盧笙がインパクトのある“宇宙のようなボケ”を繰り出していた部分に通じるところがあると紹介した。そんな河西のことを黒田は「諒太の調教師」と表現。岩崎と河西が2人でしゃべっている風景を見ていても「ツッコミというよりも調教師。あいつは“S”な部分がある」と、黒田らしい分析を見せた。
一方俳優陣のターンでは、天谷奴零のことをビッグバンに関する学者たちのエピソードを用いて論じたりと異彩を放っていた喜史川のトークが大爆発。飯田のことを「病み上がり相槌辛そういい奴」と謎の表現をすると、以前シュウマイに当たって体調不良の飯田に宇宙の話を延々して相槌だけを打たせてしまったというエピソードを大笑いしながら披露した。
これには声優陣も「その宇宙の話は長かったんですか……」と同情顔。黒田に「今後は早めにストップをかけよう」と提案されるも喜史川は「でも気になりません? 宇宙」と返し、会場は爆笑に包まれた。