『GTO』『女王の教室』『家政婦のミタ』で知られる名脚本家・遊川和彦によるオリジナル連続ドラマ『アイのない恋人たち』。第7話で福士蒼汰が、魂の熱弁で引きこもりの中年男性を散歩に誘うことに成功する。
本作はSNSやAIが発達した2024年の東京を舞台に、恋愛偏差値が低いアラサー男女7人が、ワケアリな恋愛観や家族の問題を抱えながらも織りなすラブストーリー。「愛がない」「見る目（eye）がない」「自分（I）がない」…。福士蒼汰、岡崎紗絵、本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣、佐々木希ら人気&実力を兼ね備えた豪華キャスティングで令和時代ならではの大人の恋愛事情を紡いでいく。
長年に渡り引きこもっている兄に対して怒りを爆発させた絵里加（岡崎）は、ドア越しに兄を罵倒するが、出てきた兄に殴られて顔を負傷。そのアザを見て驚いた愛（佐々木）は、絵里加の元恋人である真和（福士）に連絡をする。
かつて絵里加の兄から「偽善者！」と言われて殴られた経験のある真和は、その足で絵里加の家に突撃。驚く絵里加をよそに真和は、兄が引きこもるドア越し「妹さんを傷つけるのは止めませんか？そこから出て近所を散歩することから始めませんか？思わぬヒントが見つかるかもしれない！苦しんでる者同士一緒に考えませんか？これからどこへ向かえばいいのかを…。お兄さん！」と熱弁する。
するとドアがスッと開き、兄が出てくる。暴力に怯える家族をしり目に、兄は玄関へ。靴を履きながら真和に向かって「行かないのか？偽善者」と散歩に誘うのだった。真和の言葉に胸を打たれた兄は、妹・絵里加を大切に思っていることや自分を不甲斐なく思っていることを語りだす。
本音を聞いた真和は理解を示しつつも「だからって自分のことを心配してくれる人に冷たくするのは別の話。感謝しないとマズいのではないか…」とアドバイス。すると兄は「コンビニに行きたい」と言い出し、一緒に買い物に行くことに。妹・絵里加に素直に謝れない兄は、絵里加が好きなコンビニスイーツを買い、寒い中家の外で二人の帰りを待つ妹に無言で差し出すのだった。
元彼が橋渡しをした、兄妹の絆の修復。これを機に兄は引きこもり生活から抜け出すのか？そして大きなきっかけを与えた真和と絵里加のこの後は？
