『GTO』『女王の教室』『家政婦のミタ』で知られる名脚本家・遊川和彦によるオリジナル連続ドラマ『アイのない恋人たち』。第8話では福士蒼汰が自分を捨てた母親に激怒するも、まさかの和解を果たす。
本作はSNSやAIが発達した2024年の東京を舞台に、恋愛偏差値が低いアラサー男女7人が、ワケアリな恋愛観や家族の問題を抱えながらも織りなすラブストーリー。「愛がない」「見る目(eye)がない」「自分(I)がない」…。福士蒼汰、岡崎紗絵、本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣、佐々木希ら人気&実力を兼ね備えた豪華キャスティングで令和時代ならではの大人の恋愛事情を紡いでいく。
ワンナイトラブばかりを繰り返し、愛というものを信じない男・真和(福士)。その背景には家族より男を選んだ母親に捨てられたという幼少期のトラウマがあった。真和との関係に悩んでいた絵里加(岡崎)は、偶然にも道端で恋人から別れを告げられ取り乱す真和の母に遭遇。真和のマンションに連れて行くが、真和は「俺には関係ない。俺とお父さんの事を捨てておいて年を取ったらこのざまかよ。みっともない。今更助けてくれと言われても迷惑だから。こっちはあんたのこと母親とは思ってないし」と塩対応で、連れてきた絵里加にも「余計なお節介やめてくれる?」と八つ当たりする。
これにブチ切れたのは絵里加。「こんなに愛のない男だとは思わなかった。なんでこんなに冷たい仕打ちが出来るわけ?でもいいです。今度こそあんたのことを忘れられそうだから」と吐き捨てて真和の前から立ち去る。そんな絵里加の後ろ姿に真和はため息を吐く。
しばらくして真和は絵里加が経営するブックカフェに母親を呼びつけ、「なんでお母さんは僕を捨てたの?」と直球質問。さらに母親の事を無理矢理忘れようとしていた父親を呼び出して「お父さんは今でもまだあんたを待っている」と母親に伝え「俺はお母さんを許す。憎み続けていてもいいことなんかなさそうだし」と心境激変。母を一途に愛し続ける父に向かって「俺今までずっとお父さんみたいになりたくないと思っていたけれど、今はお父さんみたいに愛を貫ける男になりたい」とリスペクトし「男さんに負けないくらい、一人の人を愛し続けたい」と宣言するのだった。
そんな真和ファミリーの姿を見ていた絵里加は「私、もうやめます。恋愛なんてしないと言うのを。どれだけ傷ついてもいいし、いくつになってもいいから一生添い遂げる人を見つけます」と真和に伝えて「やっぱり私はあなたが好きです!」と勇気をもって愛を伝えるのだった。だが真和はその直後、愛(佐々木希)からも告白される。この三角関係の行く末は?