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【動画】「マッシュル-MASHLE-」OP曲・Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」

 2024年冬アニメの中で最もバズった楽曲といえば、「マッシュル-MASHLE-」第2期OP主題歌の「Bling-Bang-Bang-Born」が挙げられることだろう。ヒップホップユニット・Creepy Nutsによる同楽曲は、タイトルにもなっている「ブリンバンバンボーン」という印象的なフレーズが一度聴いたら耳から離れないこと間違いなし。ともすればビッグマウスに聞こえかねない威勢のいい歌詞が、「魔法の使えない主人公が鍛え抜かれた肉体を武器に魔法界で“無双”する」という物語の内容とマッチしている。

【動画】「マッシュル-MASHLE-」OP曲・Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」

 「Bling-Bang-Bang-Born」がバズるきっかけとなったのが、OP映像で主人公・マッシュが披露する通称「BBBBダンス」だ。腰をひねるシンプルな振り付けが、ネット上で「中毒性が高い」と評判に。マッシュ役の小林千晃をはじめとした出演声優によるダンス動画も注目を集め、人気YouTuberやプロダンサーらがSNSにこぞって「踊ってみた」動画を投稿する盛り上がりとなった。

 1月7日に「Bling-Bang-Bang-Born」が配信リリースされると、BTSOfficial髭男dismYOASOBIに続き、オリコン史上5作目となる週間再生回数2000万回超えを達成した(オリコン調べ、2024年3月4日付:集計期間:2024年2月19日~25日)。

 同楽曲の人気は日本だけにとどまらない。いまや海外でもBBBBダンスの動画が流行しており、Billboardが世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化した “Global Japan Songs Excl. Japan”で6週連続1位を継続中(3月5日現在)。iTunes ヒップホップチャートでは、インドネシア、台湾、ラオス、メキシコ、チリ、ウクライナなど10か国以上で1位を獲得。アメリカのiTunes Hiphopチャートでも最高6位にランクインしたほか、Apple Musicのストリーミングチャート「トップ100:グローバル」では第22位を記録した。

 国内外で話題となり、1月7日にYou Tubeで公開された「マッシュル-MASHLE-」ノンクレジットOPは2月末時点で6100万再生を突破した。Creepy Nutsのメンバー自身も反響に驚いているようだ。DJ松永は、1月31日深夜放送のラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」(ニッポン放送)に出演した際、「パニックよ。よくわからないですよね。(曲が)聞かれているなと思ったけど、えらい伸び方してる」と話題になった当初の心情を明かし、「もう一生食える」と茶目っ気たっぷりに語った。

 また、2月29日放送のラジオ番組「パンサー向井の#ふらっと」(TBSラジオ)では、DJ松永は「Bling-Bang-Bang-Born」について「無責任に自分の趣味で作った曲」とコメントしている。Creepy Nutsは2022年放送のアニメ「よふかしのうた」ではOP曲・ED曲の両方を担当しており、そういったタイアップの経験を踏まえて、一般的にアニメのタイアップ曲は「映像をつけやすくサビで盛り上がるサウンド」が求められると説明。その上で、「アニメのOPとかでは聞いたことのないような曲じゃないと、やっぱり作っていて“悪ふざけ精神”が満足しない。そのとき作りたかった曲を作った感じです」と楽曲制作の裏側を明かした。

 なお、人間の少年と吸血鬼の少女の交流を描いたアニメ「よふかしのうた」も海外人気の高い作品で、海外の大手アニメサイト「Anime Corner」の人気ランキングでトップを獲得したこともある。公式で公開されているノンクレジットOPとノンクレジットEDのYou Tube再生回数はあわせて2000万回を軽く超え、コメント欄には、「Best opening of the season(今期最高のOP)」や「I must have watched this OP like 50 times now(このOPをもう50回くらい見ている)、「creepy nuts didnt disappoint!(Creepy Nutsは期待を裏切らなかった!)」、「i love both songs and it looks pretty cool!(どちらの曲も大好きで、とてもクール!)」と英語での称賛が多数寄せられている。

 日本のアーティストが海外でバズる鍵は、アニメタイアップにあるのかもしれない。Spotifyが2022年に発表した“海外で再生された日本の楽曲”ランキングでは、10曲中7曲がアニソンという結果が話題になった。また、昨年は『【推しの子】』のOP主題歌に起用されたYOASOBIの楽曲「アイドル」がアニメ界のアンセムとなり、2023年6月10日付の米ビルボード・グローバル・チャート“Global Excl. U.S.”で日本語楽曲として史上初の首位を獲得したことも記憶に新しい。

 「歌ってみた」や「踊ってみた」が続々と投稿され、まだまだ勢いの止まらぬ“BBBBブーム”。すでに十分、大流行と言える状態ではあるが、実は「Bling-Bang-Bang-Born」のMVは撮影自体は終わっているものの公開されておらず(3月1日時点)、MV公開後はさらなる盛り上がりが期待できそうだ。「Bling-Bang-Bang-Born」は、「2024年冬アニメの中で最もバズった楽曲」という枠を飛び越えている。
(C)甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会

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