2007年に放送開始するやいなや、世界中で大ヒットとなった海外ドラマ『ゴシップガール』。同作では、超高級住宅が立ち並ぶマンハッタンの一角、アッパー・イースト・サイドを舞台に、リッチな名門ハイスクールに通う学生たちのゴシップにまみれた過激な青春を描かれている。
日々開かれる刺激的なパーティ、高級ホテルでのブランチに、リムジンでの登下校…登場人物たちは「THEお金持ち」なセレブライフを送りながらも、抱える悩みはとってもリアル。
重すぎる家族の期待や、離婚再婚を繰り返す母親、関係を進めてくれない恋人…様々な悩みの種が登場するが、その中でも注目すべきは女の友情に関するもの。今回は、そんな『ゴシップガール』に登場する、誰もが1つは経験したであろう「女の友情トラブル」を紹介する。
1. 恋敵は親友
『ゴシップガール』の中では、友達の元カレ・元カノと付き合うなんて日常茶飯事。そもそもシーズン1では、メインキャラクターのセリーナが、親友ブレアの彼氏であるネイトと関係を持っていたことが発覚。2人の仲が険悪になってしまうところからスタートする。ドラマでは、ブレアをはじめ取られた側は妙に寛容で、なぜか取った側の友人を許す展開が多いが、実際にされたら絶交もの？
A子の友人、B子。B子はA子の結婚式にも参加して祝福していたんだけど、1年も経たないうちにB子の実の妹であるC子が、A子の夫と不倫関係に。A子夫婦の関係はすぐさま悪化してそのまま離婚。B子は「C子が不倫相手だなんて知らなかった」とA子に謝罪したけれど、本当に知らなかったのか今となっては知るすべなし。その後C子は、A子の元夫とは違う男性と結婚し幸せに暮らしている。こんなこと修羅場があったのに、A子とB子の友情関係は今でも続いていて、女同士の友情は謎すぎる。（31歳・アパレル）
2. 友情より恋を優先！？
メインキャラクターのセリーナは自由奔放な恋多き女。親友ブレアとの友情も大事にしているが、なんだかんだ男を優先しがちのような…。
大学の友人Aの結婚式に、「日本の結婚式を見せたいから」という理由で、恋人も結婚式に参加させた友人B。Aは友人Bの彼と面識はないが、仲もよかったので承諾。しかし、それが全ての間違いで、着物で参列したBは、式中に彼氏といちゃいちゃ。ずっとチュッチュッ。見ていて気持ちのいいものではないし、Aの両親もいるのに、その無神経さにイライラした。主役はお前らじゃない。（28歳・IT企業勤務）
3. 別れたりくっついたり…いつも恋愛相談
セリーナとその恋人ダンの間にはすれ違いやケンカが耐えない。その結果、くっついたり離れたりを繰り返すことに。相談するのはいいけれど、親友ブレアからしたら「お前らもういい加減にしろ！」と言いたいところ。
友人が彼氏とケンカする度にかけてくる相談電話がウザい。話を聞いて欲しい気持ちも分かるが、1時間、2時間とかなり長いし、彼女はわたしの意見なんて求めてない。話を聞いて欲しいだけ。結局別れる気なんかないし、仲直りした瞬間連絡がプツンと途絶える。付き合うのに疲れたわ。（28歳・広告）
4. うわべだけの仲良しグループ
学園の主要グループは、同じようなファッションに同じようなヘアスタイル。一見仲良さそうに見えるが、実際は…。
夫のロンドンへの駐在がきまったＡ子。なぜか自分で日程とお店を抑えて送別会を企画してきた。そのお店も一人１万くらいはくだらなさそうな高級店。正直行く気がうせます。（29歳・金融）
「かわいい子しか友達にいない」という友達。インスタには確かに美女ばかり。けど、それはその子が彼女基準のかわいい子にしか優しくないからで、そういう態度がバレバレ。「あ、この子には冷たく当たってるな」とか。「かわいい友達といる自分が好き」なだけで、そういう感じの悪さが透けて見えてる感じがもう痛々しい。もうアラサーなんだから、女子大生みたいな人間関係はやめたほうがいいと思う。（29歳・秘書）
友達の情報をすぐ流す子がグループ内にいる。「あの子、マンション買ったけローン○年だよ」とか「○○ちゃんは子宮よわくて子供できづらいらしいよ」とか。絶対言ったらいけないことを平気で話のネタにするから信用できない。（27歳・キャビンアテンダント）
5. ある日、突然仲間はずれ
ブレアの奔放な男性関係がスクープされると、同じグループの取り巻きたちは一気に手のひら返し。陰口を叩いたり、ヨーグルトをかけたり、食事のやくそくをすっぽかすなど、ブレアは仲間はずれに。
結婚したとたんに友人が減った。結婚前につるんでいたグループで飲んだときに、友人たちは「やっぱ男は年収1000はないとねー」「共働きとかありえないよねー」と、暗に一般的なサラリーマンと結婚したわたしをディスる発言を連発。そのときに、あまり楽しめなかったこともあって、向こうも察したのか、それ以来、ひとりだけ誘われなくなりました。けど、あんな失礼な友人はいらない。（31歳・IT企業勤務）
6. 見栄のはりあいは当たり前
主要グループに憧れていたジェニーは、ブレアがビッチ騒動で仲間はずれをされた隙にメンバー入り。しかし、庶民出身の彼女はセレブな仲間達についていくために金銭的な意味でかなり無理をすることに。パーティーに着ていく服のないジェニーは自分の持ち物を質屋に入れ換金して行くのだが、売るものがなにもなくなり、ついには友人の家からドレスを盗み質屋で他のドレスと交換してしまう。結局ジェニーの悪事はバレてしまうが、ここまでして見栄を張らなければいけないものなのか。女の友情は面倒くさい。
既婚者の友人の話。友人の夫は「生涯年収1位」と噂される有名企業に務めている人。その奥様達が集まる「○ー妻会」というものがあるらいいのだけど、そこの人間関係が悲惨。うわべ上はインスタとかで「おそろ～」とか上げてるみたいなんだけど、裏では「誰々がマネした」とか「同じマンションはいやだ」とか「ウエディングドレス、あいつよりいいの着なきゃ」とか。「花はこんなのが合うんじゃない？」とか言ったかと思ったら、それは自分がマネされたくないから、あえて自分がよくないと思ってるのの提案とか。（28歳・証券会社勤務）
彼氏が出来ると「どこの人！？」とまず会社名を聞いてくる友人たちがウザい。濁しても、いつの間にかFacebookで調べてるし、今の彼氏が商社ってことがバレたときにシーンとしたのがムカついた。マウンティングしてくんな。（26歳・一般事務）
7. 彼氏には会わせれない悪友
一緒にいるとトラブルに見舞われてしまう悪友。飲んで記憶を飛ばしたり、変な男と絡んでしまったり…セリーナにとってジョージーナはそういった存在。笑い話にできる内容なら問題ないが、絶対に彼氏には知られたくない秘密を握られてしまったら…。
彼氏に会わせた瞬間「○○くん（元カレ）に似てる～！」と騒いだ友人。わたしがいない間に「あのこの酒癖大丈夫なんですか？」とか、よけいな情報を流すし最悪。もう絶対彼氏には会わせない。（27際・アパレル）
8. 「もってる」女友達に嫉妬
輝くブロンドにアーモンド、スレンダーなのにメリハリの効いたボディで、それでいてナチュラル。いるだけで、あらゆる男からモテまくるセリーナは、親友のブレアからするとコンプレックスの対象。恋人と関係を持たれた上に、親の心も、ずっと行きたかった大学の教授の関心も全部セリーナに奪われてしまう。「わたしはあなたの引き立て役じゃない！」と嫉妬心を抱えてしまうブレアの気持ちは想像にやすいはず。誰にでも親切で悪意のないセリーナだが、いつのまにかフレネミーに。
要領のよすぎる同僚にイライラ。面倒な仕事はすべて彼女が扱いやすい男性社員まかせ。実務を行ったためしはなく、最後のイイところだけ「わたしプロデュース」と持っていく。同じチームの男性社員に愛想よくしたり、チームの雰囲気づくりを心がけたり、彼女なりに努力してるんだろうな～と思うけれど嫉妬してしまう。自分がイヤだ。（32歳・広告）
一緒にカンニングしても捕まらないとか、頭髪検査も「地毛です」と言いはってなぜかセーフだとか、やたら先生に信頼あって要領のいい友達にムカついていた高校時代。（26歳・IT企業勤務）
9. ネット上は危険がいっぱい
物語を親交、かき乱すのは、正体不明の「ゴシップガール」なるものが運営するサイト「ゴシップガール」。アッパーイーストの人気者たちのスキャンダルを暴き、誰でもたれこむことができるこのサイトは、分かりやすく言うと学校裏サイトのようなもの。ドラマが発表された2007年以降、ますますSNSは発達し、ネット上での友情トラブルも増えていそうだが…。
他の友人グループで遊ぶと異常に病んでLINEしてくるA子。私が他の子と遊ぶとＡ子は私以外の友達をほめたたえるような事をtwitterに投稿。私だけすごい敵視してくる。 「大学で出来た本当の友達はＨちゃんだけ。他の子はうわべだらけ」みたいな。ウザい。中学生か。（26歳・金融）
10. でもやっぱり大好き
何度ケンカしても仲直りできる、それが本物の友情。セリーナとブレアは衝突こそ耐えないが、結局はお互いが1番の理解者でピンチのときは助け合う親友同士。
『ゴシップガール』がここまで大ヒットしたのは、2人の関係や悩みが決して遠い世界の話ではなかったからこそ。女のリアルな友情に共感してしまうこと間違い無しの『ゴシップガール シーズン1』は、AbemaTVの「海外ドラマチャンネル」にて7月17日（日）より一挙放送。興味が湧いた方は、この機会に是非。
(C) Warner Bros. Entertainment Inc.
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