かわいらしく、独特の世界観も併せ持つような、年上女性と年下男性の夫婦が誕生だ。乃木坂46を卒業したタレント・女優の堀未央奈と、“ももたく”の愛称で人気の俳優・百瀬拓実が3月15日（金）より放送スタートしたABEMA『私たち結婚しました 5』に出演し、期間限定の新婚生活を過ごす。
27歳の堀と21歳の百瀬という年齢差6つの夫婦が織りなす結婚生活。堀が程よく“年上女房”としてリードしつつ、まるで友達のような軽快なやり取りを日々繰り広げているようだ。
堀「自分が結婚している姿が想像できない そういう意味ではすごく楽しみでした」
――まずは、今回出演が決まった時の率直な感想を聞かせてくれませんか。
堀： 私は元々、見ていた番組だったので、すごくうれしいというのと、自分が結婚している姿が想像できないので、“どんな感じになるのかな？”という独特の緊張感がありました。
――元々、見ていたというのは、ABEMA版？ それとも韓国版からご覧になっていたのでしょうか？ 堀さんは韓国カルチャーもお好きだと思いますが。
堀： 両方、見ていました。芸能人同士の結婚生活ってどんなのかなって気になったりしますけど、なかなか見られるものではないですし、芸能人同士が「はじめまして」ですぐ結婚をすることによって、これまで見たことのない魅力だったりが見えていたので、そういう意味ではすごく楽しみでした。
――百瀬さんはいかがでしたか？
百瀬： オファーをいただいた時は、正直に言うと「俺でいいの？」って感じでした（笑）。
堀： ふふふふ（笑）。
百瀬： 結婚を考えたことが人生で一度もないですし、「わた婚」自体はもちろん知っていたんですけど、もうちょっと大人なイメージが強かったので「この年齢で大丈夫かな？」と思ったりしました（笑）。でも、本当に未知の体験でもあるので、ワクワクもしてました。
――すでに夫婦としての時間を過ごしているようですが、この番組で共演するまでの相手の印象はどうでしたか？
百瀬： 僕はクールだと思ってた。
堀： あははは（笑）。それはよく言われます。
百瀬： 自分があんまりしっかりしてる方ではないので（笑）、こんな奴を受け入れてくれるかなって最初は不安だったりもしました。実際、話してみるまでは、“合わなかったらどうしよう”という気持ちがずっとありましたね。
堀： そうなんだ。
――実際に会ってその印象は変化しましたか？
百瀬： 180度、変化しました。ガラッと印象が変わりましたね。クールなイメージは僕の中にはもうなくて、柔らかい、優しい印象です。
堀： 本当に!? 柔らかい印象って私、あんまり言われないけど（笑）。
百瀬： えっ。柔らかいよ？
堀： マジで？ なら良かった〜。
――堀さんにとって新鮮な言葉ですか？
堀： よく「男っぽい」とか言われるんですよ。なので、クールな印象は強いのかなと思っていたんですけど、柔らかいはあんまり言われないですね。そして、クールな印象がまったく無くなったことを今、知ってビックリしました（笑）。
百瀬「年上のしっかりした相手が良いなと思っていた」
――堀さんは百瀬さんに会う前はどんな印象でしたか？
堀： まず、すごく若いなって（笑）。お顔も子犬のようなかわいらしさなので、子犬っぽい性格なのかなと思ったら、まんまそうでした。
百瀬： 本当に（笑）!?
――では抱いていた印象が、良い意味であまり変わらなかったということですね。
堀： そうですね。ふわふわしていて、癒し的な存在です。
――今回、結婚生活を体験してみて、イメージするものとのギャップ、または新しい発見などはありましたか？
百瀬： 周りに結婚している人がまだあまりいなくて、身近な夫婦像は自分の両親になってしまうんですけど、うちの親は母親の方が力が強くて、父親は「はい」って聞くタイプなんです。みおちゃんには結構引っ張ってもらっているので、ちょっと関係性は似ているかもしれない（笑）。
堀： 今、その話聞いて「似てる」って思ったよ（笑）。
百瀬： そういう意味では、ギャップというものはなかったかもです。
堀： 良かった、良かった。私も割とイメージしていた結婚生活と近かったです。友人関係みたいな感じで仲良く生活して、時に自分の話をしたり、お互いの気持ちを確かめ合ったり……そんな風な結婚生活を思い描いていたので、結構、その通りに進んでいるかなって。
――堀さんは27歳、百瀬さんは21歳と年下男子ですが、それについてはお互いどんな感想を？
百瀬： 僕は年上のしっかりした相手が良いなと思っていたので、うれしかったです。
堀： 私もどちらかというと、年下が良かったかな。
堀＆百瀬「夫婦ではあるんですけど、どこかカップルのよう」
―番組の中で印象に残っている場面は？
百瀬： 韓国旅行に行ったんですけど、ある場所でお互い制服を着てデートしました。青春を感じました（笑）。
――どちらの希望だったんですか？
堀： 私です。やってみたかった〜…！ 30を超える前にやらなきゃと思って（笑）。
百瀬： まだまだ全然いけてたよ！
堀： 本当に？ うれし。韓国すっごい寒かったよね（笑）。2人が超寒がっているところも見どころです。
――家の中ではお酒を飲んで楽しんだりしましたか？
百瀬： いつもお酒を飲んでるよね？
堀： 毎回、食事のときには飲んでる（笑）。でも、飲んでも1番変わらない夫婦だと思います。今まで出演された方ってお酒を飲んで、ちょっとテンション上がって、普段とはまた違った雰囲気にもなってたと思うんですけど、私たち、このまんまだよね（笑）？
百瀬： 本当にこのまんま（笑）。
堀： 2人とも強いんだと思います。
――先ほどは百瀬さんを指し「ふわふわしている」と仰ってましたが、会話を重ねる中で発見した、意外な一面はありますか？
堀： 深い話をする時は、一緒のテンションで、真剣に話を聞いてくれるというか。そこはちょっと大人っぽい一面と感じました。
百瀬： 僕の場合、さっきと一緒になっちゃうけれど、割と一緒にふざけてくれるところがうれしかったですね。一緒に家の中で競歩をしたんですけど、競歩の先生をしてくれて。
堀： はい…（笑）。放送されるかな。
百瀬： 楽しかったです。部屋の中で競歩するのは初めてでしたし、結婚生活を想像する中で、競歩するとは思っていなかったので（笑）。
――堀さん、競歩は教えるほど自信があるんですか？
堀： 自信があります…！ なんでそんな流れになったのかは、もう覚えていないんですけど（笑）。
――2人の自然な流れで競歩することになったんですね（笑）。それぞれ、結婚する上で相手に求めるものや、大事にしていることはありますか？
百瀬： 良い意味で、ひとりでいる時間も好きだったりするんです。もちろん、一緒に出かける時間も楽しいですけど、お互いが好きなことをする時間を尊重してくれるような相手が理想です。それぞれ趣味もあると思うし、そういう時間も大切にしながら、2人で末長く仲良くしたいです。
堀： 私はとにかく、こまめにお互い思っていることを話し合える関係性が理想ですね。気持ちはしっかり伝え合わないと、すれ違いが起こっていくと思うので、ちょっとしたことでもすぐに話せるような関係を大切にしたいです。
――そういう意味では愛情表現豊かな人が理想？
堀： そうですね。思ってることを素直に伝えてくれる方がいいです。
百瀬： でもみおちゃんは隠さず言ってくれるよね？
堀： 私、言う。言っちゃう（笑）。
――夫婦生活の中でもそういうやり取りがある？
堀： 私は「嫌なことは嫌」って言っちゃう性格なんです。なので、嫌なことばっかり伝えて、落ち込まないかなって最初は心配していたんです。
百瀬： でも、みおちゃんの「嫌だ」は嫌な感じがしないんですよ。むしろ面白いんです。「嫌だ〜」って子供がじたばたするように、明るく伝えてくれるし。
堀： んふふふふふ（笑）。
――最後に番組の見どころをお願いします。
堀： 年齢差6つの夫婦というのはひとつの見どころだと思うし、私たちは面白いと感じたことはすぐに共有し合って、ゲラゲラ笑っているので、そんな夫婦像に憧れている方にはぜひ見て欲しいですし、たっくんだったり、私のファンの方にも、新しい一面を見てもらえると思います。どうですか？
百瀬： 夫婦ではあるんですけど、どこかカップルのようにはしゃいでいる2人がたくさん見られると思います。これまでのシーズンを含めても、ほかの夫婦と被らない、新しい雰囲気になっていると思います。ぜひ、新鮮な気持ちで楽しんでください！
『私たち結婚しました』とは
本番組は、韓国で2008年から約9年間レギュラー放送された国民的大ヒット番組『私たち結婚しました』（※1）を日本版にリメイクした、「ABEMA」オリジナルの結婚モキュメンタリー番組。芸能人同士の期間限定の結婚生活に密着し、結婚式や新居の準備、寝室での様子など、普段見ることができない芸能人夫婦の様子をお届けする。2021年に放送したシーズン1には野村周平＆さとうほなみ、白洲迅＆堀田茜のペア、シーズン2 は浅香航大＆とトリンドル玲奈、塩野瑛久＆足立梨花のペアが登場。そして2022年に放送したシーズン3には佐野岳＆島崎遥香、中田圭祐＆川島海荷のペア、シーズン4には久保田悠来＆貴島明日香、瀬戸利樹＆紺野彩夏のペアが登場。これまでに過去全4シーズンを通した「ABEMA」での総視聴数は7,000万回を突破し、20代と30代の女性およそ1100万人以上が見届けるなど人気シリーズとなっている。（※2）
※1:『私たち結婚しました』は、韓国の地上波放送局、株式会社文化放送(MBC)が企画、制作した番組です。
※2: 2024年2月時点、自社調べ
テキスト・取材：中山洋平、撮影：You Ishii
