香取慎吾が、長年一緒に仕事をしてきた鈴木おさむの放送作家業引退を受け、感謝の言葉を口にする一幕があった。
ABEMAにて3月24日（日）に放送された『ななにー 地下ABEMA』#18では、「鈴木おさむの歴史を振り返る72分」と題した企画が行われた。鈴木といえば「SMAP×SMAP」など数多くの人気番組を手掛けてきた放送作家および脚本家だが、今年3月31日をもって32年間行った放送作家業を引退することを受け、それぞれ付き合いの深い稲垣吾郎、草なぎ剛、香取と思い出トークを繰り広げた。
鈴木の32年のキャリアを振り返ってから、数々の仕事で関わった稲垣は「同時にやっぱり走ってきたんだなっていう。年齢も同世代だし、自分のことも振り返りながらね。同じメンバーみたいな感じだったから、感慨深いかな」と心の内を明かしつつ、「まだちょっと信じられない」と、引退を受け止めきれていない様子だった。
続けて、草なぎは「楽しかったなという気持ちがすごい起きるというか、おさむさんが書かれる本は面白くて。“この言葉、覚えにくいな”とか、“これ、おさむさんが書いたセンテンスだな”とか。本当に色々台本を見てきたから、（そういうことは）思うな」としみじみ語りつつ、「吾郎さんが言う通りに、辞めるのが信じられない。面白い方がいなくなるのは、ちょっと寂しいなって気持ちがありますかね」と伝えた。
最後に香取は「歴史が深すぎて、おさむさんがいなくなることは残念です。寂しいし。今振り返って、大切なシーンだったなというところの、全てに鈴木おさむがいた。72時間（ホンネテレビ）があったりして、『ななにー』もそうだけど、 『ワルイコあつまれ』とか、いろんなことが回り始めて、どこか自分の中でももう1回何かしてみようかなと思ったときに、おさむさんが頭にある。おさむさんに相談して“次何しよう”と描いていたものもあったから、それがいなくなるのは本当に淋しい」と真剣な表情で語りつつ、「でも自分が決めたことだから、さようなら」とあっさり伝えると、スタジオには笑い声が響き、キャイ〜ンの天野ひろゆきは「急に投げ捨てるんだよな」とツッコミを入れていた。
なお、鈴木は17日に出演した「ワイドナショー」（フジテレビ系）にて、自身の引退について「慎吾くんだけには言いました。最初に言われたのは『ただただ残念』（と言われた）」と明かしていた。
（ABEMA「ななにー 地下ABEMA」より）
