一味違うロボットアニメとして話題の「勇気爆発バーンブレイバーン」。第1話で視聴者を驚かせたポイントのひとつが、劇中で挿入歌がかかったときにイサミ・アオ(CV:鈴木崚汰)が放ったツッコミだ。
【動画】まさかの挿入歌にツッコミ!「なんなんだこの歌はぁぁ!!」(19分40秒ごろ〜)
「勇気爆発バーンブレイバーン」は、Cygamesが企画し、ロボットアニメの巨匠・大張正己氏が監督を務めるオリジナルロボットアニメ。物語の舞台は、人型装甲兵器ティタノストライド(通称TS)が発達した時代。陸上自衛隊所属のイサミ・アオが、突然飛来した謎のロボットであるブレイバーン(CV:鈴村健一)に乗り、アメリカ海兵隊所属のルイス・スミス(CV:阿座上洋平)をはじめとした仲間たちとともに、地球を襲う機械生命体・デスドライヴズに立ち向かっていくストーリーだ。
第1話では、世界各国の部隊が集結したハワイ諸島を無数の所属不明機が襲った。イサミもTSに乗って応戦するが苦戦。絶体絶命の危機に陥った瞬間、空からやってきた謎のロボットが敵の攻撃を防いだ。その謎のロボット、ブレイバーンは「待たせたな、イサミ!助けにきたぞ」としゃべりだし、「さあ、私に乗ってくれ」と手を差し伸べた。イサミが戸惑っていると、ブレイバーンは「迷うことは何もない!」「私に!私の中に、早く乗るんだ!」とぐいぐい迫った。
イサミがブレイバーンに搭乗してレバーを握ると、ブレイバーンが歌う楽曲「ババーンと推参!バーンブレイバーン」がBGMで流れ始めた。昭和のアニソンを彷彿させる熱い曲をバックに、ブレイバーンは「ズバババーン!」と敵を次々と撃破していく。ここまではロボットアニメでよく見る演出と言えようが、戦闘の途中でイサミが「さっきからなんなんだこの歌はぁぁ!!」と叫んだ。そう、単なる挿入歌だと思われた曲は、劇中でブレイバーンが実際に流していたものだったのだ。
まさかの設定に、ネット上では「機体でも流れてんのかよ」「そんなのアリなんだ」「途中までは正統派のSFロボットアニメだったのに……!」と視聴者はびっくり。「腹いたくなるほど笑った」「劇中歌聴こえちゃう系、おもしろすぎる」と反響が相次ぎ、「勇気爆発バーンブレイバーン」が“一味違うロボットアニメ”として一気に認知されるに至った。
ちなみにCygamesアニメ公式YouTubeチャンネルで配信中の「オリジナルTVアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』Webレイディオ#1」では、挿入歌にツッコむ前出のセリフはイサミ役の声優・鈴木崚汰のアドリブだったことが判明。「この流れてる曲って、機体の中で聞こえるんですか?」と制作陣に確認した上で生まれたセリフだと明かされていた。ある意味で作品の魅力を象徴するようなセリフがもともと台本になかったとわかり、ファンからは「あの一言のインパクトすごすぎです!」「あまりにも常軌を逸した最高のアドリブ」と称賛が寄せられていた。
(C)「勇気爆発バーンブレイバーン」製作委員会