人気ギャンブル漫画を原作としたアニメ「逆境無頼カイジ」では、主人公が第1話から堂々たるクズっぷりを発揮。ひがみ根性全開で高級車にいたずらするという前代未聞の主人公が「アカンやろ」「いきなり軽犯罪がまじで出てきて笑った」と視聴者に衝撃を与えた。
【動画】ヤバイ高級車に手を出してしまったカイジ…(1分36秒ごろ~)
2007年10月~2008年4月に放送されたアニメ「逆境無頼カイジ」は、福本伸行氏によるギャンブル漫画の金字塔「カイジ」シリーズが原作。カイジこと伊藤開司(CV:萩原聖人)が、多額の借金を背負わされたことをきっかけに命がけの危険なギャンブルに挑む物語だ。藤原竜也を主演とした実写版も大ヒットし、近年は、「中間管理録トネガワ」などのスピンオフ作品も人気を博している。
物語の主人公であるカイジは、全く主人公らしからぬクズキャラだ。働かずに“しょぼい酒”と“しょぼい博打”に明け暮れ、毎日ぶらぶら過ごしている。カイジの生活は単に非生産的なだけではなく、他人の足を引っ張る方向に進むこともある。第1話「出航」では、自堕落な日々の中で鬱憤を募らせたカイジが高級車にいたずらをする様子が描かれた。「どうせこんな車に乗ってる奴なんかろくな奴じゃ……」と心の中でつぶやきながら、停車している自動車のタイヤをナイフで切りつけていた。
もはや清々しいほどダメさ全開のカイジに「他人の車破壊してて草。アカンやろ」「いきなり軽犯罪がまじで出てきて笑った」「主人公早々憂さ晴らしで車のタイヤパンクさせててワロタ」と反響が寄せられていた。
しかし、カイジがターゲットにした高級車の持ち主は、絶対に狙ってはいけない相手だった(もちろん、どんな車も壊してはいけないが……)。多額の借金を背負って“ギャンブル船”に乗り込むことになり、クズのカイジはどうなってしまうのか?命を賭けたゲームで意外な才能を開花させていく姿が「逆境無頼カイジ」の大きな見どころだ。
(C)福本伸行/講談社・VAP・NTV