「スカッとする」という言葉がぴったりだ。人気ギャンブル漫画を原作としたアニメ「逆境無頼カイジ 破戒録篇」第8話は、大槻班長(CV:チョー)のイカサマに主人公・カイジ(CV:萩原聖人)がイカサマで対抗して大勝利を収める展開に胸がすく。
【動画】カイジが大槻相手に見事な逆転劇を見せる!(15分50秒ごろ~)
福本伸行氏によるギャンブル漫画の金字塔「カイジ」シリーズは、藤原竜也を主演とした実写版も大ヒットを記録し、近年は、「中間管理録トネガワ」などのスピンオフ作品も人気を集めている。2011年に放送された「逆境無頼カイジ 破戒録篇」は、テレビアニメ版の第2シリーズにあたる。
1000万円近い借金を返済するために、地底の強制労働施設に放り込まれたカイジ。1日外出券を得ようともがいていたが、大槻とのチンチロ勝負に負けたせいで、さらなる借金地獄に突入してしまった。しかし、大槻の勝負強さには“ある仕掛け”が隠されていた。
それまで大槻に辛酸を嘗めさせられてきたカイジだが、「逆境無頼カイジ 破戒録篇」第8話ではついに逆転!「因果応報」というサブタイトル通り、大槻のイカサマを見破り、それを逆手に取る痛快な展開が描かれた。「逆境無頼カイジ 破戒録篇」前半の神回と呼べるエピソードに、放送当時、「おおおカイジかっこよす」「すかっとしたああ!」「まじ班長ざまあ」といった反響が寄せられた。
大槻役を演じるチョーの演技も好評で、特に勝負を無効にしようと「ノーカン!ノーカン!」と悪あがきするシーンが「ノーカンコールで吹いた人は俺以外にたくさんいるはず」「チョーさんの演技神がかりすぎ」と話題になっていた。
近年はスピンオフ漫画「1日外出録ハンチョウ」の主人公にも抜てきされ、大槻は、「カイジ」シリーズの名物キャラとして愛されている。そんな彼が有終の美を飾る(?)エピソードという意味でも、「逆境無頼カイジ 破戒録篇」第8話は必見だ。
(C)福本伸行/講談社・VAP・NTV