いろいろな意味で、絶対負けられない戦いだ。アニメ「逆境無頼カイジ 破戒録篇」第10話で、カイジ(CV:萩原聖人)は坂崎(CV:二又一成)とともに裏カジノで勝負に挑むことに。坂崎が用意した金の出どころ、そして彼の驚きの言い分とは……!?
【動画】坂崎が用意した軍資金はまさかの“盗んだ金”(14分20秒ごろ~)
福本伸行氏によるギャンブル漫画の金字塔「カイジ」シリーズは、藤原竜也を主演とした実写版も大ヒットを記録し、近年は、「中間管理録トネガワ」などのスピンオフ作品も人気を集めている。2011年に放送された「逆境無頼カイジ 破戒録篇」はテレビアニメ版の第2シリーズにあたり、原作でも屈指の人気エピソード「パチンコ沼」編が描かれた。
第10話「最後の博奕」で、カイジは坂崎と協力して、裏カジノのパチンコ「沼」に挑むことになった。「沼」は1玉4000円というモンスターマシンで、成功すれば1日で6億という大金を手に入れることができる。そして、坂崎には「沼」攻略の秘策があるのだという。
もともと坂崎は持ち金2000万円と言っていたが、勝負当日、倍以上の札束を出してきた。「なんで5000万に増えているんだよ?」と戸惑うカイジに対して、坂崎は「間に合ったんだよ、金の工面が……!」とニヤリ。普段ガードマンとして働いている坂崎は、中小企業の社長の財布を拾い、中に入っていた謎のメモがダイヤル式金庫の番号を暗号化したものだと見抜いて解読。なんと金庫に入ってきた金を「少し借りてきた」そうだ。
さすがのカイジも「それって犯罪じゃないか」と狼狽していたが、坂崎は「だから?」「罪も罰も知ったことか……!そんなこたぁ後回し……!それよりまず今は勝つことだっ……!」と主張していた。結局、盗んだ金を持ってふたりは戦いの地である裏カジノへと赴いた。
坂崎は「勝って全額返せば問題なしだ」と言っているが、では勝てなかった場合は……?いろいろな意味で絶対負けられない戦いとなった「沼」戦。坂崎のアウトすぎる行動に驚くが、とはいえ「犯罪」と指摘するカイジだって、アニメ第1期の第1話で憂さ晴らしに高級車にいたずらしていた。そのためファンからは「器物破損を繰り返してきた男の説得力の無さたるや」「人の車ナイフでズタズタにしてましたよね???大丈夫?記憶ある?」といったツッコミも寄せられていた。
(C)福本伸行/講談社・VAP・NTV