アニメ「逆境無頼カイジ」のなかで“命がけ”という言葉が一番ふさわしいゲームといえば、“鉄骨渡り”ではないだろうか。第15話では鉄骨を渡り切った佐原（CV：甲本雅裕）を凶悪な罠が襲い、「卑怯すぎ」「佐原かわいそう」と視聴者に衝撃を与えていた。
【動画】ゴールした佐原に罠が襲いかかった瞬間（1分30秒ごろ～）
2007年10月～2008年4月に放送されたアニメ「逆境無頼カイジ」は、福本伸行氏によるギャンブル漫画の金字塔「カイジ」シリーズが原作。カイジこと伊藤開司（CV：萩原聖人）が、多額の借金を背負わされたことをきっかけに危険なギャンブルに挑む物語だ。藤原竜也を主演とした実写版も大ヒットし、近年は、「中間管理録トネガワ」などのスピンオフ作品も人気を博している。
渡されたチケットを大金と引き換えるべく、カイジたちは地上74メートルにかけられた全長25メートルの鉄骨渡りに挑戦するはめに。第15話「天空」では、カイジの前を進んでいた佐原がついに換金所の窓にたどり着き、「やったーっ！ゴールだ」と泣いて喜んだ。しかし窓ガラスの向こう側で見物するVIPたちは、何かを期待するように薄笑いを浮かべていた……。
窓ガラスを開けた瞬間、気圧差で突風が吹き、佐原は真っ逆さまに落ちていった。カイジは「ひどすぎるっ！こんな話があるかっ！」と憤った。
まさに“初見殺し”という言葉がぴったりの卑劣な罠に、ネット上でも「どう考えても無理ゲーやろ」「佐原かわいそう」「卑怯すぎた」「佐原が死んだの理不尽すぎるやろ」と反響が相次いだ。
鉄骨を渡った先にも罠があるとわかり、絶望するカイジ。しかし窓の向こう側にいるVIPたちの様子を観察し、突破口を考え始める。第15話ではカイジの観察眼によって鉄骨渡りの意外な攻略方法も暴かれて、きっと視聴者は2度驚くはずだ。
(C)福本伸行/講談社・VAP・NTV
