お笑いコンビ・ダイアンのユースケと津田篤宏が、戦場カメラマン・渡部陽一との会話のなかで下ネタを繰り出す場面があった。
昨秋に期間限定で放送されたダイアンの冠バラエティ番組『ゲストダイアン』（毎週土曜午後4時〜、ABCテレビ）が、4月6日よりレギュラー放送を開始した。本番組でのダイアンの立ち位置は、MCではなくゲスト。毎週異なるMCを迎え、番組内容も出演するMCに合わせて変化するのが特徴だ。6日の放送回は、戦場カメラマン・渡部陽一がMCを担当。渡部がダイアンの2人に、世界の紛争地で今何が起こっているのかを伝える社会派番組「渡部陽一が伝える戦場の日常」が放送された。
約31年間、戦場カメラマンとして世界中の紛争地を飛び回ってきた渡部。「戦場の光景〜これが彼らの日常なんです〜」と題したコーナーでは、渡部がこれまで写真に収めてきた「戦場の日常」が紹介され、そのなかに、兵士がタブレット端末で読書をしている一枚があった。
2009年にアフガニスタンで撮影されたというこの写真。地雷が埋められた危険地帯を戦車で移動中、祖国から持ち込んだタブレットで、若い兵士が電子書籍を読んでいたのだという。渡部が「自分たちの国でやっていることを戦場でもやらないと、心が壊れてしまう」と解説すると、ユースケは「なるほどね。ちょっとでも日常、普段の感じを入れていないとおかしくなるんですね」と納得の表情を浮かべた。
その後、渡部は「ダイアンさんはリラックスしてるとき、どんなことされるんですか？」と質問。ユースケが「僕は…」と話し出したとき、横から津田が「FANZA観てるときです」と口を挟んだ。しかし渡部はアダルトサイトである「FANZA」が何なのかわからず、キョトン顔。「FANZA？」「FANZA？」と繰り返した。
はてなマークを浮かべる渡部をよそに、ユースケは「嫁が風呂入ってるときのFANZAですかね」と自らの口で回答。すると渡部は「FANZA？ってなんですか？」とストレートに尋ね、下ネタをぶち込んだ張本人である津田は、手を叩いて爆笑した。
「FANZAとは何か」と聞く渡部に、ユースケは「娯楽サイトがあるんですけど。いろんな映像が見れる」とぼかして説明。それを聞いた渡部は「あぁ、そうですか」とうなずき、笑みを浮かべながら「大切な時間ですね」としみじみ口にした。下ネタが持ち込まれたことで、笑いが起こる展開となったものの、同コーナーのメインテーマは「写真で見る戦場のリアル」。戦場で平常心を保つためには心のケアが欠かせないこと、私たちと変わらない日常が戦場にも存在することが、ナレーションで改めて伝えられていた。
