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 音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク」(通称:「ヒプマイ」)。2017年のプロジェクト開始以来、池袋サンシャインシティの噴水広場を皮切りに、大阪城ホールやぴあアリーナMMなど、ライブの回数を着実に重ねてきたこのプロジェクトの、記念すべき10回目のライブとなる「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 10th LIVE ≪LIVE ANIMA≫」が、2Daysの日程で幕張メッセにて行われた。

【動画】アニメ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima』エピソード一覧

 『ヒプノシスマイク』は2017年に始動した音楽原作キャラクターラッププロジェクトで、キャラクター性が強い音楽と、物語性が強い音声ドラマを原作として、コミック・ゲームアプリ・舞台・アニメなど様々なメディアミックスを行っている。

 本公演は幕張でのライブ公演に加え、全国各地の映画館でのライブビューイング、そしてABEMAでも生中継。中でもABEMAでの配信にはマルチアングル機能が追加され、様々な角度からステージを堪能することができた。

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 TVアニメ2期「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima +」の楽曲に加え、昨年8月23日にリリースされたEP「The Block Party -HOMIEs-」「The Block Party -HOODs-」にならい、1日目が「-HOMIEs-」、2日目が「-HOODs-」の楽曲がセットリストに組み込まれたこの公演。2日目はDJ U-ICHI(HOME MADE家族)によるヒプマイ楽曲をリミックス&メガミックスしたDJプレイに続き、18名のメインキャストが大きな歓声を浴びながらステージに登場。TVアニメ2期の主題歌「RISE FROM DEAD」から、「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Official Guide Book +」初回限定版に収録された、ORANGE RANGEのHIROKIとNAOTOが制作に携わった「Hypnotic Summer」を披露し、会場のボルテージは一気に最高潮に。

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 そして各ディビジョンがソロ楽曲を披露するセクションに続き、「Welcome 2 Rhyme Anima +」にも収録された、2ディビジョンごとによる共闘ソングパートへ。ディスコティックなトラックに小気味よいラップを乗せていくBuster Bros!!! & Bad Ass Temple「We go with the flow」では、歌詞にある「hooo hooo」というパートで観客からも大きな声があがる。トロッコに乗り客席を縫うように走りながら「PUMP IT UP」を歌ったのはMAD TRIGGER CREW & どついたれ本舗。

 観客が振る手に乗せられるように、声優もテンションの高いラップを披露する。カンフー映画のようなポーズと旋律から始まったFling Posse & 麻天狼による「FIGHTER’S ROAD」は、それぞれのキャラクター性とも繋がるリリックを楽しげに歌う声優陣の表情も印象に残る。そしてイケブクロ、ヨコハマ、シブヤ、シンジュク、オオサカ、ナゴヤという6ディビジョンが勢揃いしてのDivision All Stars「絆 +」。tofubeatsが作曲した落ち着いたトラックに、日本語ラップシーンを代表するアーティストがリリック制作に集結し、友情の光景を紡いでいく世界観は、ヒプマイという物語の立体性に加え、声優陣やヒプマイ自体が積み重ねてきた歴史を感じさせる。

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 そして黒とピンクを貴重にしたツナギを着て踊る女性ダンサーのパフォーマンスに続いて登場したのは、女性で構成されるディビジョン、中王区 言の葉党。Reolが作詞を手掛けた「Femme Fatale」、Awichの手掛けた「Verbal Justice」とハードな楽曲にから、一転して愛の情景を歌うChelmicoが手掛けた「WINK」と、女性アーティストが提供した楽曲を披露し、会場をテーマカラーであるピンクに彩り、拍手に包まれてステージを後にした。

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 そして昨年8月23日にリリースされたEP「The Block Party -Hoods-」の収録楽曲が披露されるパートへ。ドレスコーズ制作のスカ/2トーンのビートに心が弾む「白と黒」は、詐欺師である天谷奴零と、警察官という入間銃兎という正反対な存在が歌うコントラストで聴かせる。作詞作曲をPENICILLINなどで活躍するHAKUEIが手掛けた「悪魔の華」は四十物十四が「アルゴξ楽団」というビジュアル系バンドに参加しているという経緯を反映した耽美なロックが印象的。

 ポップでカラフルな「Viva la liberty」を歌うのは、ヒプマイの中でもキュートな声質と存在性を持つ飴村乱数 & 山田三郎。それとは対極的な渋い歌声を聴かせる神宮寺寂雷 & 天国獄の2人は、Base Ball Bearの小出祐介が手掛けた「Closer」を丁寧に歌い上げた。タイトル通り、ヒプマイの中でも究極のポジティブソングといえば、Kis-My-Ft2の宮田俊哉が作詞に参加した「ポジティブ my life」。伊弉冉一二三 with HOODsによる明るすぎるパフォーマンスは会場に陽のエネルギーを伝える。そしてマイクスタンドを立て、ソロで「燐火」を歌う碧棺左馬刻。石崎ひゅーいが作詞作曲を手掛けたエモーショナルな楽曲と、ぶっきらぼうだが情熱を秘めた歌声に、会場はしっかりと耳を傾けた。

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【写真・画像】ヒプマイアニメ楽曲やEP収録楽曲の日替わり披露!幕張が歓声で揺れた大団円、10thライブDAY2公演レポート 17枚目
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 今年夏にリリースされる予定のヒプマイの新ゲームアプリについてのアナウンスに続き、ステージに再び18人のメンバーが登場すると、その主題歌となる「ヒプノシスマイク-Dream Rap Battle-」が初披露。RIP SLYME印ともいえるハイパーでカラフルな楽曲は、また新たなヒプマイの代表曲として愛されることだろう。そして10thライブ両日にゲストとして参加したRIP SLYMEがステージに登場。「楽園ベイベー(Remix)」や「ネオンライツ feat. WISE & おかもとえみ」、そして「JUMP」と披露し、クラシックから新曲までを織り交ぜたセットリストで会場を沸かせた。

 そして「まだまだいけますよね!HOODs!カモン!」と呼びかけ、HOODsのメンバーと共に、スチャダラパーがプロデュースした原曲を、RIP SLYMEのDJ FUMIYAがリアレンジした「SUMMIT OF DIVISIONS -HOODs Ver.- with RIP SLYME」を披露。RYO-ZとILMARIもフリースタイルで参加し、ヒプマイライブならではのスペシャルなパフォーマンスとなった。

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 HOODsとHOMIEsのメンバーが合流し、総勢18名のメンバーによるMCでは、新グッズの紹介や、「ヒプマイ」と「カリスマ」がぶつかるバトルパフォーマンスも予告されている5月4日開催の「EVIL A LIVE 2024」がアナウンス。そして一際どよめきと喜びの声が起こったのは、ディビジョン別CDの7ヶ月連続リリースの特報。6月26日のイケブクロを皮切りに、各ディビジョンのソロ楽曲とドラマトラックが収録されたCDが、12月までの7ヶ月連続でリリースされるとの情報に、会場からは大きな拍手が起こった。

 そして「今日出せる力、全部出し切れますか!」という木村昴の呼びかけから、「絆 +」と同様、日本語ラップシーンの立役者たちが参加した「Next Stage」、そして「Hoodstar +」を連続で披露。最後は「ラップってたのC!」というメッセージを演者と観客が一体となってコールし、2日間にわたるライブを締めくくった。

Photo by: Akiya Uchida/Chisato Kamiishi/Kobayashi Ryunosuke

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LIVE直前の“手書き”意気込みコメントが到着!『ヒプノシスマイク 10th LIVE ≪LIVE ANIMA≫』4月6・7日に配信
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アニメ「ヒプノシスマイク」公式サイト

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