かまいたちとスペシャルなゲストが、その場で⽣まれる「余談」セッションを楽しむトークバラエティ『これ余談なんですけど…』が10日に放送され、アルピニストの野⼝健が遭遇したエベレストの雪崩に遭遇した九死に一生の余談を語った。
【映像】エベレストの巨大雪崩に襲われた直後の映像(16分頃~)
ゲストは、命知らずな男たち野⼝健、吉村崇、あばれる君の3名。野⼝はエベレストで巨⼤な雪崩に遭遇した時の余談を披露した。その雪崩は150~200km/hくらいの速さに加え、雪崩の幅が200〜300メートルもあり、逃げることが不可能だったため、「あ、無理だ」とその場で死の覚悟を決めたという野口。巨大雪崩が襲ってくるなか、メンバー5人で⾝体が吹き⾶ばされないよう必死で腕を組み、雪崩が迫ってくる瞬間、野口は「⾃分を殺す雪崩を⾒たい」と思い咄嗟に顔をあげたという。すると巻き上がってくる雪の⼀つ⼀つが怒りの表情に⾒えたという恐ろしい体験を告白した。また通常、氷河が崩れて雪崩が起きると、吹っ飛ばされるか体がちぎれるかとされるが、幸運なことに、大きなクレバスとクレバスの間に中州のような溝があり、そこに重たい雪が全部落ちたという。おかげで上にある軽い雪だけが襲ってきたようで、野口はしばらくして目を開けると、暗闇の中に一転の光を発見し、そこにむかって顔を出したという。そして口の中に入った大量の雪を吐き出し呼吸し、無事に脱出できたと明かした。
雪崩直後の映像では、全員がむせ返る生々しい様子が映され、かまいたちはその様子に言葉を失っていた。