サバイバルオーディション番組『CHUANG ASIA(チュアンアジア)』(創造営2024)最終話にてデビューメンバー9名が決定し、日本人練習生のルアンも2位でメンバー入りを果たした。
『CHUANG ASIA』(創造営2024)は中国を本拠地としている動画配信サービス・WeTV提供の、歌とダンスを競い合うオーディション番組。「CHUANG」シリーズは人気サバイバルオーディション番組「PRODUCE」シリーズの中国版とも言われており、2021年に配信された『CHUANG 2021 (創造営2021)』では日本人練習生3人を含む11人がINTO1のメンバーとしてデビューした。今回の『CHUANG ASIA』では、タイ、中国、日本、韓国、インドネシアなど10カ国から集結した70名の練習生たちが約4か月間、トレーニングや共同制作、そしてバトルを行い、ガールズグループでのデビューメンバーを目指した。番組のメンターとして参加するのはGOT7のジャクソン、マイク・アンジェロ、ジェフ・サター、NCT・WayVのテン、ネネ・ポンナッパン。
国際色豊かなグループ「Gen1es」が誕生
デビューメンバーが順に発表されていくと、最初に第8位として名前を呼ばれたのは、中国で人気を誇るチェリスト兼女優であるオーヤン・ナナの妹であり、歌手のオーヤン・フィフィ(欧陽菲菲)の姪であるDIDIだ。48,118,412票を獲得した彼女は深く礼をし、DIDIは「私をこんなに長い手足で産んでくれて、自信を持ってすべてに立ち向かえるように育ててくれてありがとう」と明るく挨拶。家族が見守る中、はつらつとデビューの喜びを爆発させた。
第7位は48,166,930票を集めたシェヤウ。『創造営2020』に一緒に参加していたメンターのNENEから順位が発表されると、練習生たちが抱きついて祝福する中、シェヤウは嗚咽。「これから自分の初心を忘れずに、夢を持ち続けて、永遠にあなたたちが愛すべきZENG XUEYAOになります!」と高らかに叫んで宣言した。気丈に振る舞っていたが、自分の順位の場所に移動すると、糸が切れたように瞳を潤ませた。
『PRODUCE 48』に参加していたワンクーは、49,290,773票で第6位。ついにデビューを掴んだ彼女は満面の笑みで「私はデビューしました!」と叫んだ。そして「これから何が起こっても怖くありません。堅持すれば勝つ。今回は本当に勝ちました。ありがとうございました」と頼もしくコメントした。
第5位はマレーシア出身のインフルエンサー、エリン。49,811,093票を獲得した。当初はタイ語の習得に苦労していた彼女は、母へ向かって「私やりました!」と手を振り、「愛してくれる全ての人にとって最高になろうと思います」と話す。そしてタイ語で「タイ語はそんなに難しくないですよ」と伝え、成長した姿を見せた。
番組の序盤から歌唱力の高さで注目されていたタイ出身のイェンは、49,983,314票で第4位。かわいらしく頭にリボンを結んだイェンは、涙声で「母の応援に感謝します」と客席の母へ感謝を伝えた。また第3位は、ミス・グランドに輝いた経歴を持つタイ出身のペリウ。50,093,565票を獲得してデビューを決めた。ペリウは「小さい時の夢を叶えました。夢を持つすべての人に、夢を追い続けてほしいと思います。向いていないと言われましたが、最終的に美人にもアイドルにもなれることを証明しました」と、逆境に負けなかった自身に誇りを持ったように語る。最後には客席に向かって見事なポージングを見せながら投げキッスを贈った。
ここで第9位が発表に。“ラッキーガール”と説明されながら発表されたのは、47,756,160票を得たエマ。彼女は泣き崩れ、「実を言うとデビューできないと思っていました。ファンの皆さんに感謝します」と伝える。そして何を話そうとしたか忘れてしまった様子で笑わせながら、ゆっくりとデビューメンバーが集まるエリアに移動した。
最後に、1、2位の候補として、イーユーとルアンの名前が発表される。手をつないで順位発表を待つイーユーとルアン。80,796,328票という驚異の票数で1位に輝いたのは、イーユー。1位を目指していることを幾度となく語っていた日本人のルアンは、54,331,403票を獲得して第2位でデビューメンバー入りを決めた。
ルアンは「やっとデビューしました!」と叫び、「ずっとデビューしたかったので今回こうしてデビューできてすごく嬉しいです。これから新しいチームでみんなと頑張っていくので、成長していくルアンも見届けてくれたら嬉しいです」と真摯な思いを伝える。そして客席で見守る母へも感謝を伝えた。そしてイーユーは「皆さんのおかげで私はここに立っています。よりよいイーユーになることを約束します」と堂々とスピーチした。
デビューグループの名前は「Gen1es(ジニーズ)」。さっそく9人によるパフォーマンスも披露され、『CHUANG ASIA(チュアンアジア)』の幕は降りた。(『CHUANG ASIA(チュアンアジア)』ABEMA K WORLDチャンネルより)