韓国MBNテレビで放送され話題となった『日韓歌王戦』、日本代表出場者の凱旋取材会が4月14日(日)に都内にて行われた。
日本の演歌をルーツに持ち、韓国で絶大な人気を誇る音楽ジャンル「トロット」をテーマに新たな歌姫を発掘するオーディション番組が昨年日韓両国で行われ、『日韓歌王戦』はそこから選抜された日韓女性歌手それぞれ7名が自国文化の名誉をかけて熱いバトルを繰り広げる音楽バラエティー番組。『日韓歌王戦』は4月16日(火)21時からWOWOWとABEMAで放送開始される。
日本に先駆け4月2日から放送されている韓国では平均視聴率が10%を超え、同日の全局1位を取る人気番組となっており、日本代表出場者にも韓国から熱い視線が送られている。
日本での放送に先駆け、都倉俊一文化庁長官より「日本の歌謡曲と韓国のトロットが共演する歌番組が開催されることを心より御祝いたします。この番組をきっかけに歌による日韓両国の文化交流が大きく成長していくことを祈念しています」とメッセージが送られた。
今回の番組を企画したn.CH代表でプロデューサーのチョン・チャンファン氏は「日本の演歌から韓国を通して新たな音楽ジャンルとなったトロットは日本でも面白いと思ってもらえると思いこの企画を考え、実際に日本と韓国で一緒にスタートすることが出来て感激しました。日韓歌王戦の第一話が11.9%を出し、最終話には20%を超えてくると思う。この数字はビックリしているし嬉しいです。6月30日には日本でライブがあるのでぜひ見に来てほしい」と語った。
登壇した「トロットガールズジャパン」優勝者の福田未来は「収録スタッフや出演者だけでなくオーディエンスの熱量も高く、良いテンションで歌うことが出来ました。対戦相手ではありますが韓国代表の出演者から発音のアドバイスをもらうなど良い交流が出来ました。」と歌を通しての文化交流を語った。
オールラウンダーとして韓国からも評価されているMAKOTO.は「何も伝えていなくても韓国在住の知り合いから連絡が来たのでビックリしました。上がり症だけど周りの素晴らしい人の良いところを取り入れることで最大限のパフォーマンスを出すことが出来ました。」と語った。
最年少16歳の住田愛子は「レッスンを含めて3週間以上滞在して自分のレベルを上げることが出来、改めて音楽が好きなんだと思える期間となりました。韓国の食事も美味しくて日本に帰ってきてからもキムチを食べています。」と喜びの言葉を伝えた。
最年長で50歳になる歌心りえは「韓国の出演者は無理のない発声で細かい表現からパワーボイスまで幅広く歌えることに驚きました。日本代表として気負うのではなく自分のパフォーマンスを発揮することを心がけました。」と韓国出演者の素晴らしさと自身の高得点の秘訣を語った。
番組を通じ韓国からのフォロワーが急増しているかのうみゆは「収録の最中にお客さんの反応で歌う順番を替えるなど日本では無い演出に驚きました。アウェーな感じではなく皆さん盛り上げてくれて、韓国のスタッフの方に表情の使い方が上手だからそれを活かそうとアドバイスをもらいました。それを取り入れて表現することが出来たのが良かったと思います。」と人気の理由を語った。
普段は会社員としても働くnatsucoは「お互いの文化と曲の理解を深める機会となりました。貯めに貯めた有給を使って自由に音楽を歌える環境を満喫できたせいか、会社に戻った後に周りから機嫌が良くなったねと言われた。」と笑いを誘った。
韓国でムーブメントを起こし日韓の新しい時代を築く『日韓歌王戦』日本と韓国の歌を通じての文化交流から目が離せない。
『トロット・ガールズ・ジャパン 日韓歌王戦』
出演者:東亜樹・歌心りえ・かのうみゆ・住田愛子・natsuco・福田未来・MAKOTO.
日本人審査員:松崎しげる・南野陽子・遼河はるひ(50音順)
ABEMA配信開始日
#1&2:4/16(火) 21時~
#3&4:4/23(火) 21時~
#5&6:4/30(火) 21時~